住宅の室内換気方法@栗原守+小泉拓也
今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。
「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いしています。今週のリレーブログでは
室内換気方法について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
家の中に潜むダニやカビ、建築材料や内装材、家具などから揮発する有害物質などが原因で健康被害が出るシックハウス症候群の発症を防ぐため、2003年の改正建築基準法によりすべての住宅に24時間換気システムを設置することが義務付けられました。これは内装材に自然素材を使用して風通しの良い住宅を提案していても必要となります。
住宅の換気システムには3種類の方式があります。
01:外気(給気)を機械で室内に入れ排気も機械で行う「第1種換気方式」
02:外気を(給気)を機械で室内に入れ排気は排気口から自然に行う「第2種換気方式」
03:外気(給気)を給気口より自然に室内に取り入れて排気を換気扇で行う「第3種換気方式」
光設計では「第1種換気方式」または「第3種換気方式」で計画するようにしています。
第1種換気方式の多くは、機械を使い各部屋までダクトを通して新鮮な空気を届け、家の中を巡って機械に戻り排気されます。全館空調システムと言われる各部屋の温度差を少なくでき湿度を調整できるシステムもあります。機械を置くスペースとして小屋裏や納戸を利用したり、構造梁やダウンライトなどを避けて天井裏にダクトを通すルートを検討しておくなど設計の段階できちんと計画しておく必要があります。
光設計/栗原守+小泉拓也
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