建築家が設計する注文住宅の模型の見方活用方法

20150122152036069

今日も三鷹分科会の会場にいる滝川です。
雨ですね。。。 こんな日に出会うことのできる方には
何か特別なものを感じてしまうのは私だけでしょうか。

さて、31会では何度も模型展を開催しています。
そこで時々お客様からいただくご意見の一つに、
「模型の見方が良く分からない」というもの。

われわれとしては、実物の次にわかりやすい表現としては
模型ではないか、と常々考えていましたが、
意外とこのようなご意見が多いことに気がつきました。

そのための対策として、大きな写真パネルを用意していますが
今日は模型の見方のコツを知っていただきたいと思います。

縮尺にもよりますが、31会や分科会で展示してある模型は
実物を50%に小さくした、1/50という縮尺のものが多いです。
1/50のように大きくなってくると、俯瞰して見るだけでなく
中を覗くことができるように作られています。

この場合、目線をぐっと下げて、実際のヒトの目線の高さだろう
と思われるところまでかがんでみてください。
全く違う光景が見えると思います。

例えば最初の写真が普通に立ったまま見た模型。
これを、目線を下げて中を覗くようにして見ると
下のように見えるんです。

どうですか?
ググッと身近に感じませんか?

腰が痛いじゃないか!と言われてしまいそうですが、
気になる模型があれば、近くの建築家が手に持ってご説明しますから
お声かけくださいね。

 

20150122142754961

滝川淳+標由理
コネクト 一級建築士事務所

 

 

著者情報

滝川 淳 + 標 由理滝川 淳 + 標 由理

滝川 淳 + 標 由理 たきかわ あつし

コネクト 一級建築士事務所

「つなぐ、つながる」家族(人)の活動する風景をデザインします。 現在の環境は自由ですか?私たちは親世帯、子供世帯、パートナー、仕事、趣味、隣人に対する不自由な思いから、まだ見ぬあなたの自由の思いを形にします。「つなぐ、つながる」(CONNECT)をコンセプトに長く愛され、次の世代に引き継がれる環境を提供いたします。

− 最新イベント情報 −

「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守

  調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。   ...