建築家との家づくりの進め方_見積調整@磯村一司
見積依頼をする工務店さんは、1社のこともありますが、3社程度のことが多いようです。
いわゆる相見積です。
工務店さんは、依頼を受けると、工法や材料を確認しながら、職人さんの手間、建材や機器類の値段、作業の面積などを拾い出して、明細のわかる見積書を作成してくれます。
この期間が2〜3週間程度かかります。
見積明細が提出されると、我々は、その見積に表示された工事面積や材料、機器の単価など詳細に確認し、見積査定をおこないます。この見積書は、数十ページに及ぶ明細なもので、一般の方には、調整することが、かなり大変なものです。
査定が終われば、見積の金額、査定内容を建主さんにご報告し、見積金額が予算を超えていれば、見積金額の調整をおこないます。
見積金額は、一回でうまくまとまることは、ほとんどありません。 予算額を念頭に入れて、実施設計は進めているのですが、建材の金額、職人さんの手間賃など、工務店さんや工事の時期によって違いのあるものですから、予算を有効に使いたいと思うからこそです。
見積調整では、我々からの見積査定、建主さんに了解をいただいての仕様変更などを、工務店さんに伝え、工務店さんに再見積をしてもらいます。
この工務店さんとの調整期間は、だいたい見積依頼から、2ヶ月くらいはかかることが多いです。
見積金額が、予算内の納まれば、建主さんと工務店さんによる工事契約書の締結です。
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調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪、長期優良住宅認定の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...