建築家との家づくりの進め方_見積調整@磯村一司
見積依頼をする工務店さんは、1社のこともありますが、3社程度のことが多いようです。
いわゆる相見積です。
工務店さんは、依頼を受けると、工法や材料を確認しながら、職人さんの手間、建材や機器類の値段、作業の面積などを拾い出して、明細のわかる見積書を作成してくれます。
この期間が2〜3週間程度かかります。
見積明細が提出されると、我々は、その見積に表示された工事面積や材料、機器の単価など詳細に確認し、見積査定をおこないます。この見積書は、数十ページに及ぶ明細なもので、一般の方には、調整することが、かなり大変なものです。
査定が終われば、見積の金額、査定内容を建主さんにご報告し、見積金額が予算を超えていれば、見積金額の調整をおこないます。
見積金額は、一回でうまくまとまることは、ほとんどありません。 予算額を念頭に入れて、実施設計は進めているのですが、建材の金額、職人さんの手間賃など、工務店さんや工事の時期によって違いのあるものですから、予算を有効に使いたいと思うからこそです。
見積調整では、我々からの見積査定、建主さんに了解をいただいての仕様変更などを、工務店さんに伝え、工務店さんに再見積をしてもらいます。
この工務店さんとの調整期間は、だいたい見積依頼から、2ヶ月くらいはかかることが多いです。
見積金額が、予算内の納まれば、建主さんと工務店さんによる工事契約書の締結です。
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