建築家との家づくりの進め方_見積調整@磯村一司
見積依頼をする工務店さんは、1社のこともありますが、3社程度のことが多いようです。
いわゆる相見積です。
工務店さんは、依頼を受けると、工法や材料を確認しながら、職人さんの手間、建材や機器類の値段、作業の面積などを拾い出して、明細のわかる見積書を作成してくれます。
この期間が2〜3週間程度かかります。
見積明細が提出されると、我々は、その見積に表示された工事面積や材料、機器の単価など詳細に確認し、見積査定をおこないます。この見積書は、数十ページに及ぶ明細なもので、一般の方には、調整することが、かなり大変なものです。
査定が終われば、見積の金額、査定内容を建主さんにご報告し、見積金額が予算を超えていれば、見積金額の調整をおこないます。
見積金額は、一回でうまくまとまることは、ほとんどありません。 予算額を念頭に入れて、実施設計は進めているのですが、建材の金額、職人さんの手間賃など、工務店さんや工事の時期によって違いのあるものですから、予算を有効に使いたいと思うからこそです。
見積調整では、我々からの見積査定、建主さんに了解をいただいての仕様変更などを、工務店さんに伝え、工務店さんに再見積をしてもらいます。
この工務店さんとの調整期間は、だいたい見積依頼から、2ヶ月くらいはかかることが多いです。
見積金額が、予算内の納まれば、建主さんと工務店さんによる工事契約書の締結です。
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7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...