木造2階建狭小住宅の玄関を広く感じるスケルトン階段と手摺

東京文京区の住まいの建て替え相談では、玄関を広く感じられるように2階に上がる階段を、骨組みだけのスケルトン階段にされました。

視線を通すスケルトン階段

玄関を入ると直ぐに2階に上がる階段が見えます。通路と階段の空間を広く感じられるように、階段の蹴込み板(段板と段板の間をふさぐ垂直の板)を無くして、視線が通るスケルトン階段にしました。

階段のササラ桁(段板を支える斜めの梁)を分厚くさせて、段板をより強調させて、視線を通す階段になりました。

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階段の手摺

階段手摺は必要最小限にして引き締まった印象を持たせるために、当初は金属製の手摺を希望されました。

ただ、検討を進めると鉄製の手摺りはいかにも冷たいイメージとなり、木製の手摺りになりました。

木製の丸棒材料を金属金物を使ってつなぎ支えられました。

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著者情報

北島 俊嗣北島 俊嗣

北島 俊嗣 きたじま としつぐ

株式会社北島建築設計事務所

お客様の貴重な財産である土地や建物を第一に守り、 より美しくデザイン性の高い豊かな建築環境を実現しています。

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