木造2階建狭小住宅の玄関を広く感じるスケルトン階段と手摺

東京文京区の住まいの建て替え相談では、玄関を広く感じられるように2階に上がる階段を、骨組みだけのスケルトン階段にされました。

視線を通すスケルトン階段

玄関を入ると直ぐに2階に上がる階段が見えます。通路と階段の空間を広く感じられるように、階段の蹴込み板(段板と段板の間をふさぐ垂直の板)を無くして、視線が通るスケルトン階段にしました。

階段のササラ桁(段板を支える斜めの梁)を分厚くさせて、段板をより強調させて、視線を通す階段になりました。

220721-terakado-220718-terakado-072-.jpg

階段の手摺

階段手摺は必要最小限にして引き締まった印象を持たせるために、当初は金属製の手摺を希望されました。

ただ、検討を進めると鉄製の手摺りはいかにも冷たいイメージとなり、木製の手摺りになりました。

木製の丸棒材料を金属金物を使ってつなぎ支えられました。

220721-terakado-220718-terakado-102-.jpg

著者情報

北島 俊嗣北島 俊嗣

北島 俊嗣 きたじま としつぐ

株式会社北島建築設計事務所

お客様の貴重な財産である土地や建物を第一に守り、 より美しくデザイン性の高い豊かな建築環境を実現しています。

− 最新イベント情報 −

2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ  @小泉拓也+栗原守

中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...