和風住宅の床の間付書院応接間を在宅勤務テレワークの打合せスペースに

自宅で仕事をする

横浜の和風意匠の二世帯住宅で、床の間のある応接間は、お客様が自宅で仕事をされることが多く、来訪された方との打合せ場所としても設けられました。

お客様は月の半分を自宅で仕事をされる方です。

床の間付け書院で仕事をする

和室の応接間では椅子とテーブルで打合せが出来るように床をフローリングとして、さらに天井を2.7メートルと高くしました。

床の間に隣接する「付け書院」も、本来の使い方である「書き物をする処」として、活用できることにするとなりました。

床を掘り込んでデスクワークができる

「付け書院」は「机板で書物を読んだり書をしたためるための書斎」の役割が元来です。

ただ、伝統の様式のままだと床の上に直に座り、机板の下も床なので、椅子式に慣れた身体には使いづらいため、机板の下を掘り込んで脚が入れるようにして、椅子に座る様に読み書きが出来る様にしました。

庭を見ながら仕事をする

床を掘った部分に脚を入れて座り、障子を開放すると立派な松がある庭が眼前に広がります。庭を眺めながら仕事が出来るようになりました。

著者情報

北島 俊嗣北島 俊嗣

北島 俊嗣 きたじま としつぐ

株式会社北島建築設計事務所

お客様の貴重な財産である土地や建物を第一に守り、 より美しくデザイン性の高い豊かな建築環境を実現しています。

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