防火地域に建つ木造耐火建築物の工事費用坪単価―立川のロフト付アパート併用住宅
木造耐火建築物
JR立川駅至近に建つ木造2階建てロフト付アパート併用住宅の敷地は、都市計画法上で防火地域という建物密集地域なので、建物の防火対策をしっかりと施すよう規制を受ける場所にあり、その規制から耐火建築物にしなければなりませんでした。
構造が鉄筋コンクリート造(RC造)であれば、その規制をそれだけでクリア出来ますが、予算費用を抑制させるさせるために木造で計画する必要がありました。木造でもRC造と同じ耐火性能が求められる、立川市でも初の「木造耐火建築物」になりました。
工事費 坪単価の比較
2〜3階建て程度の建物で、鉄筋コンクリート造と木造耐火建築物の工事費の坪単価を比較すると、想定ですが、
・鉄筋コンクリート造・・・120〜150万円/坪
・木造耐火建築物・・・・・90〜110万円/坪
(既存建物除去・杭・外構・設計料を除く)
となります。2〜3階建ての規模であれば、木造耐火建築物の方が、30〜50万円/坪 費用を抑えることが出来ると想定しています。
木造耐火建築物では、木の柱や梁や床組等を火災の熱から避けるために、分厚い石膏ボードを多重に貼付けます。一級建築士免許とは別に、耐火建築設計と施工をするための免許を新たに取得して出来る建物です。
鉄筋コンクリート造と比べて、木造耐火建築物は重量も軽いので、杭もしくは地盤改良の費用も抑制出来ます。
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