住宅やマンションをリフォームリノベーションして長く快適に住む
今住まわれている住宅やマンションが長らく住んで来たけど・・・
- 家族の構成が変わって空き部屋がある
- 歳も重ねると生活様式も嗜好も変わった
- キッチンや水廻り機器が古くなった
- テレビやパソコンをもっと楽しみたい
などと家族の状況が変わって住まいが合わなくなってきた方々が行なったリフォームリノベーションをご紹介します。
築14年のマンション最上階のリノベーションです。工事前は天井高2.8m程度の普通の間取りの住戸でしたが、既存天井と間仕切壁を撤去して、構造躯体の屋根床スラブまで4m以上高さのある空間を生かすリノベーションになれました。
4m以上ある天井高を生かし、リビングダイニングの壁の一面にロフト収納を制作しました。ロフト下部はピアノを置くスペースやクローゼット、飾り棚となっています。ロフト上部はリビング側にせり出しており、広々とした新たなスペースが生まれています。このせり出した造形には、部屋に入ったときに奥行を感じさせ、空間を広く見せる効果もあります。 キッチンは既存造作を生かしながら、新しくタイルを貼り、吊棚を制作しました。
中庭を造って陽射しと通風を呼び込みプライバシーを守る減築リフォーム(磯村一司)
暗く寒い築40年の住宅を、明るい陽射しと風通しの良い住宅に変えるために、中庭を造るために減築したリフォーム計画です。
ご両親から譲り受けた鉄骨造の住まいは、築年数が40年越えていて、寒くて陽射しが入らないだけでなく、和室の続き間や客間のある昔からの生活スタイルの間取りでした。
クライアントは、3人のお子さんのいる若いご夫婦で、お仕事もされている奥様にとっては、家事動線がコンパクトで、キッチンが明るく暖かく、キッチン周りで子供達の勉強を見たり、遊ぶ様子のわかるような、現代的な生活スタイルの住まいを望まれました。
アイランドキッチンは家族の集まるような場所です。
中庭からの明るい陽射しがあり、シンボルツリーの緑が見えて風通しも良く、この家で一番良い場所です。
アイランドキッチンは、巾が1m、長さが3mもあるので、家族がいっしょに料理をしたり、キッチン作業のできる場所です。
左の机は、お子さん達が宿題をする場所で、裏側には、ランドセルなどの収納を用意しています。2階の部屋にはなかなか片付けに行かなくても、すぐ裏ならお子さん達も片付けやすいと思います。
1階は水まわりや収納などを除いて、大きなワンルームのようなスペースです。
L型に配置したリビングダイニングキッチンに囲まれるような6畳ほどの広さを減築して、部屋から中庭に作り変えています。
LDKのどこからも、中庭を眺められ、デッキ仕上げの中庭は、LDKからつながるような屋外空間になっています。
市街地にある住宅ですが、完全な中庭になっているので、ご近所の視線を気にすることもないプライベートな場所です。いつでも窓を開けて、風を感じたり、陽射しを取り込むことができます。
薪ストーブは、火を楽しむとともに、ちょっとした料理もできて、冬のメイン暖房です。
減築して作った中庭には、屋根を支えていた鉄骨がそのまま見えています。
床のデッキは、室内とほとんど段差無く貼られているので、室内がつながっているかのように見えてきます。
デッキに落ちた雨は、デッキ材の隙間から下に排水されるようにつくってあります。
吹抜には、ハンモックネットが張られて、子供達の遊び場になっていますが、この吹抜は、天井にシーリーングファンが付けてあり、2階へ上がった薪ストーブの暖気を1階に戻すための場所として考えたものです。
奥様からのご要望で、収納も充実させています。
写真は玄関から入ってくる家族用の玄関で、広い土間とたくさんの収納を用意しています。
土間では、泥のついたいただき物の野菜などやアウトドア用品の汚れ物を処理するところですが、お子さん達は、靴をこちらで脱ぐので、表玄関がいつも片付いていて、奥様が仕事で忙しい時でも、靴が散らかっていてイライラすることがなくなります。
− 最新イベント情報 −
「江戸Styleの家」オープンハウスのお知らせ 2024 年11月30日(土) @小泉拓也+栗原守
「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...