医院診療所クリニックの内装工事費坪単価を安くする工夫方法
設計図を描く意味
医院クリニックの内装インテリアの金額費用を安くする方法 のひとつは、工事をする工務店様がどちらの方でも同じものを作れる設計図を用意することです。もちろん設計図は医師先生の希望や条件がしっかりと盛り込まれた内容です。医師先生と相談し検討を繰り返して、設計図を描くのは設計事務所の仕事です。設計と工事が分離された方式です。
設計事務所と検討して描かれた設計図があると、何故内装金額費用が安くなるのか?
設計図に基づいて、複数の信用ある地元の工務店様に見積りを依頼します。複数の工務店様に見積依頼をしても、同じ設計図を基にしていますから、完成する医院クリニックは同じ前提です。この同じ前提があるので見積金額の正しい比較が出来ます。そして予算に相当する見積り金額になるまで、依頼出来る工務店を探します。
横浜市泉区の「おおつ歯科クリニック」の大津医師先生も、はじめ数社に見積依頼をしましたが、提示された金額は予算をオーバーしていました。再び他の複数社に依頼したところ、予算と同等の金額を示してくれた工務店様があり、査定確認をした結果、中身問題ないと判断し工事契約に至りました。
設計施工一括方式の落とし穴
設計事務所に設計を依頼しないで、設計と工事が一緒になり一括で発注する方式があります。ハウスメーカー様や医院の内装を専門に設計工事を行う会社様です。
場所が決まっていると、医師先生が、
・診療科目
・診察室の数(診察台ユニットの数)
・レントゲン室の大きさ
だけを告げて、それだけで工事金額の見積をされます。内装の内容やグレードなどの詳細は不明のまま、提示された見積金額の高い安いで判断して、依頼してしまう方が非常に多いように思います。
そして内容をしっかり把握しないまま「開院できる」という前提だけで工事契約まで結び、設計や工事が進むと、医師先生の具体的な要望が追加されて、最終的に当初の金額を大幅に上回る工事金額になってしまった話しをお聞きします。
そのためなのか、2件目や改修リフォームをしようとする医師先生は、設計と工事を分離した方式をはじめから選ぶ方がほとんどです。
医院を新たに開院される方は特に、初期投資を出来るかぎり抑える必要があると思われます。そのときには、設計事務所に設計を依頼して、工事を複数のお見積をお願いして決める、設計施工分離方式をお勧めします。
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