待合室椅子家具から考えるクリニック内装インテリアデザイン設計
愛知県名古屋市の「平安通クリニック」様は精神科心療内科のクリニックで、内装設計・工事監理を担当させていただきました。
クリニック待合室の椅子
クリニック待合室の椅子を選ぶとき、沢山の患者様に座っていただきたいので、ベンチ式の長椅子を選び勝ちです。しかし実際は詰めて座って下さいません。隣りの患者様と一定の距離を隔てて座られるので、長椅子の座れる定員の半分ほどしか座らないのが現実です。
個別の椅子のメリット
そこで、待合室の椅子を選ぶ場合、一人で座る個別椅子を選ばれるように提案しています。
理由は、
・間を空けずに座れる(他者を気にしないで済む)
・状況により椅子の間隔を調節して空けることができる
です。
「たためる椅子」(吉村順三氏設計)
医師先生は独り掛けの椅子を選んで下さいました。それは建築家 吉村順三氏が設計された「たためる椅子」という木の骨組みで作られた椅子です。
設計中の完成予想パース
設計中の完成予想パース
木の骨組みの木目調が、クリニック待合室の内装インテリアデザインの基調となりデザインされました。明るく かつ 暖かみのある印象になれました。
− 最新イベント情報 −
7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...