待合室椅子家具から考えるクリニック内装インテリアデザイン設計
愛知県名古屋市の「平安通クリニック」様は精神科心療内科のクリニックで、内装設計・工事監理を担当させていただきました。
クリニック待合室の椅子
クリニック待合室の椅子を選ぶとき、沢山の患者様に座っていただきたいので、ベンチ式の長椅子を選び勝ちです。しかし実際は詰めて座って下さいません。隣りの患者様と一定の距離を隔てて座られるので、長椅子の座れる定員の半分ほどしか座らないのが現実です。
個別の椅子のメリット
そこで、待合室の椅子を選ぶ場合、一人で座る個別椅子を選ばれるように提案しています。
理由は、
・間を空けずに座れる(他者を気にしないで済む)
・状況により椅子の間隔を調節して空けることができる
です。
「たためる椅子」(吉村順三氏設計)
医師先生は独り掛けの椅子を選んで下さいました。それは建築家 吉村順三氏が設計された「たためる椅子」という木の骨組みで作られた椅子です。
設計中の完成予想パース
設計中の完成予想パース
木の骨組みの木目調が、クリニック待合室の内装インテリアデザインの基調となりデザインされました。明るく かつ 暖かみのある印象になれました。
− 最新イベント情報 −
2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...