時間のデザイン 1日 くつろぐ場所 @滝川淳

今週のバトログを担当するコネクトの滝川です。
住まいの設計はクライアントの日常を豊かにし、家族の人生のデザインにまで関わることです。
そこで今週のバトログでは時間にまつわる話題について書いてみます。
予定しているタイトルは以下の通り。

時間のデザイン
月 1日 くつろぐ場所
火 1日 西日を避ける
水 1日 家事動線を短く
木 10年 今がやりどき太陽光
金 15年 こども部屋はいりますか
土 35年 終の棲家へリフォーム
時間のデザイン 1日 くつろぐ場所

設計を始める前に私が行うヒアリング内容のひとつに、「くつろぐ」という項目があります。
くつろぐための場所や時間帯、家族そろってなのかこどもが寝た後なのか、
食事の時間を長く取っておしゃべりを続けるのか、など人によってそのスタイルはさまざま。
リビングでなくともお風呂や庭、デッキの場合もあるでしょう。
1日の中で1度はほっとくつろぐための時間を持っていただき、
そこに合わせた空間デザインを考えるのです。
さてくつろぐスタイルがどうであっても、
その空間にはテレビなどの映像機器が置かれることが多いもの。
ブラウン管の頃よりは薄くなって、モノとしての存在感がなくなってきたものの、
画面は大きくなって、映っている時の自己主張ぐあいは増したような気がします。
くつろぎのために置いてあるのに、テレビを見ていると家族の会話も減ってしまいがち。
結局はくつろぎのひととき以外の使われ方が多くなってしまうのではないでしょうか。

そこでテレビは置かないで薪ストーブを置くというのはどうでしょうか。
火を見るというのは本能的にやすらぎを得られ、ゆったりとした時間が流れます。
火をいじるのはあまり家事をしない男性にとっても楽しいもの。
ストーブがあることで、家族がかかわることができるのです。
岡山の「2つの箱の家」ではクライアントが最初からその方針を持っていて、
掛け心地のいいソファが薪ストーブの前にドンと置かれ
ひとつのくつろぎの空間を作っています。
このストーブは調理用のボックスがあるタイプで、
1年検査で我々がお邪魔した夜には料理をつくる調理器具としても大活躍。
豊かな時間をさらに楽しくするための装置にもなっていました。

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滝川淳+標由理
コネクト 一級建築士事務所

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