TV番組『となりのスゴイ家』で紹介されました。@古川達也


 

設計しました横浜市戸塚区の個人住宅「2つのテラスをもつ家」が、BSテレ東『となりのスゴイ家』で紹介されました。番組内でのタイトルは「家族を近くに感じたい!リビングが上下につながる家」。アンガールズの山根さんが、住まいのご家族と一緒に暮らしぶりを案内するかたちで進行。全体として住空間の各所で山根さんの素朴な感想や、感じたことをそのまま飾らず伝えるコメントが印象的で、肩の力がぬけたとても見やすい魅力ある番組だと思いました。何より普段の暮らしぶりを子供たちが積極的に話してくれたことが嬉しい。小さな子供たちの感想には嘘がなく、まさに本物だからです。放送の概要は番組ホームページのバックナンバーに掲載されていますので、お時間のございます時に是非ご覧下さい。
 


「スゴイ家ポイント」として、注目すべきところを分かり易く伝える流石の番組構成です。


思い出を詰め込めるジャンボ壁面収納。確かにその通りなのです。意外にも設計者である私自身が使ったことのない表現で勉強になりました。笑


リビングの上にあるリビングへ!まさに表現の通りなのですが、期待が高まる素敵な紹介です。


1階からでも気配を感じられる2階リビングは「子供リビング」。活用は3人の子供たちに任されていて片付けも子供たちのペース。1階のリビングに急な来客があっても困らず片付け易いのは、子供リビングが別に設けられているからだと言えます。子供たちの自主性が育まれていることが伝わってきました。


リビングから手元が見えない高いカウンター。


システムキッチンのシンク下をご夫妻が使いやすくプチ改造したスライド式ゴミ箱の紹介。システムキッチンメーカーの開発ご担当皆様にも、是非注目して頂きたいです。


リビングが上下につながる吹抜け。面する住まいの中心にキッチンがある。山根さんは実際にその場に立ち「家族を感じられる場所」とコメント。その通りなのですが、とても嬉しい感想です。


この住まいにおけるキッチンのポイントを明瞭に整理して頂きました。


急なお客さんが来ても対応できるようにダブルテラスになっています。リビング前の心地良いテラスとは別に、物干し専用のテラスがあることで気兼ねなく来客を招くことができる。まさに「2つのテラスをもつ家」タイトルの所以なのですが、奥様がしっかり紹介して下さいました。


「スゴイ家誕生ヒストリー」は山根さんがご家族に住まいづくりの経緯をヒアリングするシーンです。どうしてこのような家になったのか、設計者との出会いはどういう思いからだったのか、目指した住まいは実現したのか。自然体でとても重要な場面です。全ての住まいには家族のストーリーが詰まっていることを伝えていると思いました。


ご家族と共に取り組んできた家づくりですが、ご主人のコメントが目指してきたことを象徴していました。家族がバラバラにならず、気配をどこにいても感じる家づくりだったことを、改めて感じることができた良い機会でした。

 

『2つのテラスをもつ家』建築概要

リビングの延長として、隣りに住むご両親の住まいと行き来できる眺望テラス。共稼ぎご夫婦の家事をサポートできるよう水廻りと繋がる物干しテラス。2つのテラスをご家族のとっておきスペースとし、屋内外の繋がりを大切にした住まいです。リビング壁面7.5mのジャンボ書棚など、ご家族が楽しみながら収納したり飾ったりできる、オリジナル造作家具を各所に配置することで、暮らし方の幅を広げています。※本件はBELS評価(建築物エネルギー性能表示制度)5星を取得。約5KWの太陽光発電パネルを搭載したZEH住宅(ゼロ・エネルギー・ハウス)です。

□ 場所:横浜市戸塚区
□ 用途:個人住宅(夫婦+子供3人)
□ 構造:木造2階建て
□ 敷地面積:167.48㎡(50.66坪)
□ 建築面積:77.17㎡(24.53坪)
□ 延床面積:119.99㎡(36.29坪)
□ ZEH住宅(BELS評価5星取得)
□ 長期優良住宅
□ 断熱性能:UA値0.41 等級4
□ 気密性能:C値0.3(気密試験を実施)
□ 耐震性能:許容応力度計算 等級3
□ 施工  :中山建設
□ 設計監理:古川都市建築計画 古川達也
□ 構造設計:宮崎構造設計事務所

『2つのテラスをもつ家』
完成写真はコチラです→
完成までの歩みはコチラです→

古川都市建築計画一級建築士事務所
古川達也

著者情報

古川 達也古川 達也

古川 達也 ふるかわ たつや

古川都市建築計画

住まいが安心で心地いい。そして住まいに感動がある。 そういう家づくりのお手伝いをしたいと思っています。

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