自由が丘賃貸集合住宅計画の敷地状況条件を調査
本計画の敷地は、南側で接道しており、南北に奥深い長方形をしています。周辺の敷地を含め、土地全体に緩やかな傾斜がついており、南東から西北へと上っています。敷地内での高低差を解消するため、東側に約2Mの大谷石の擁壁が建っており、土が盛られている状態でした。
東側の隣地境界から1/3程に、都市計画上の用途地域境があり、
東:第1種低層住居地域 建蔽率50% 容積率100%
西:第1種中高層住居専用地域 建蔽率60% 容積率200%
となっており、面積按分による敷地全体の与条件としては
建蔽率53% 容積率134%となりました。
大まかに建蔽率とは、敷地に建てられる建築の投影面積になり、建物そのものの平面形状が制限されます。建物以外の残りの敷地は空地として、アプローチや、庭、屋根の無い駐車スペース等に利用されます。今回のでは、敷地全体の半分程度にしか建物が建てられない事になります。これは都内においては比較的空地が残る部類に属するため、この事がゆったりとした自由が丘の街並形成に寄与していると思われます。
昭和15年頃の自由が丘1丁目=写真が語る沿線_自由が丘より=
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