許容建ぺい率容積率の上限面積の賃貸集合住宅計画@自由が丘

集合住宅の計画においては、土地の有効活用といった見地から、収益をあげられる面積を最大にする事が往々にして求められます。その意味においては、今回の計画では、建蔽率、容積率を最大限に使い切る計画を行いました。

図は1階平面になります。図中の右側が前面道路となり、方角は南になります。住戸(図中の水色部分)と廊下、縦動線で構成される1フロアが、同じ形状で2、3階と3層積み重なります。図中の赤い破線はその外形ラインを表していますが、これが本敷地の許容建築面積とほぼ一致しています。
PLAN_151217
各住戸には南側かの採光を確保する計画としたため、必然的に縦動線、廊下は北側に配置されます。ここは、前面道路と反対側になるため、道路から縦動線までを何らかの通路で繋げる必要があります。本計画では平面図中の建物の上側と左側に「回廊」を設け、動線機能を満たしています。こちらは建築基準法上の地下階扱いとなっておりますが、前面道路が傾斜しているため、エントランスには道路から段差無く直接アクセスする事ができ、使用上は地下といったイメージは湧かないかもしれません。
SECTION_151217
断面上の赤いラインは、今回の計画における、平均地盤面(建物が敷地とどの高さで接しているかを全周の平均値で定めるもの)になります。このラインから1Mの高さまでに納まっている部分は、建築面積から除外されるため「回廊」部分はそれに該当しています。既存擁壁があり、元々の地面が高い位置にあったため、この様な計画が行えたといえます。

共用部(階段、廊下、EVなど)はできるだけコンパクトに抑えたPLANとし、収益に寄与する専有面積をできるだけ多く確保しました。また地下の住戸(全体との割合が絡みますが・・)、共用部は基準法上の延床面積から除外する事ができるため、許容される延面積の約2倍の床面積が確保されています。

石川利治
3*D空間創考舎一級建築士事務所

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