金属アレルギーを鉄スチール手摺に麻縄巻いてデザイン
前回は鉄で製作するものの話 -スチール- 階段篇 でしたが、
つくるには鉄がいいけれど、触ると冷たいという一面も…。
特に手摺などをつくったときには感じることがあるのです。
そこでこんなことをしたり。
これはスチールの手摺に麻縄を巻いたものです。
ここでは奥様に金属アレルギーがあり、塗装してあれば大丈夫とのことでした。
とはいえ…なにか巻きますか?という会話から始まりました。
太さや形状の様々な革紐や色々な素材の紐サンプルを取り、みんなで確認をして、
床材やそのほかのイメージと合わせて決めたのがこの時使った麻縄でした。
階段手摺だけではなく他に、吹抜に面した手摺や一階の二本組の丸柱にも麻縄巻をしました。
結局、見積で出てきた金額が高かったこともあり、設計者自ら巻くことになるのですが…。
(どの職方さんがやれるのか建設会社も経験がなく、悩んだ結果、単価が高く出たようです。)
ここには写真がありませんが、他にも手摺に木をかぶせたりと
色々なバリエーションが考えられます。
スチールだけでは「ちょっと固いイメージだな…」と思われる方は、
他の素材と合わせることでまた違った雰囲気にすることもできるのでおすすめです。
− 最新イベント情報 −
2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...