注文住宅の家づくりで広い玄関土間とシューズクローク下足収納

 

家づくりで広い玄関土間を採用した暮らし

以前から、屋外で楽しむ趣味スポーツ、家族みなで出掛けるキャンプなど、アウトドアライフを満喫されているご家族の家づくり。設計をはじめた時から、玄関は広い土間空間にしたいというご家族の夢を聞いていました。

外へ出掛ける時の持ち物準備や、帰って来た時の汚れもの整理・メンテナンスなど、全部土間で済ませたい。靴や傘、外で使う道具をスムーズにしまえる収納も必須です。掃除がし易いことも大事ですが、実は少々の泥汚れも気にならない床仕上げになっていると嬉しい、という本音も。そして、当初住んでいたマンションではそれらが全く叶わず、常にストレスになった、というお題です。

ご家族と一緒に、ご家族のライフスタイルに合う理想の玄関土間を考えました。タフで落ち着いた風情の墨入りモルタル仕上げを採用。全体の間取り上、階段下をそのまま収納に出来るから、収納部も土間にして、余すことなく使い切ろう。奥まで使いたいから扉はいらないオープンスタイル。その方が風通しも良くて自分たちに合っている。自転車を置くこともあるから、置いても横を通れる寸法にしよう等々。

将来仕切って子供たちの個室に出来る多目的スペースを、土間と一体で活用出来るよう計画しました。これがとても便利で機能的。キャンプへ出掛ける際の大量の荷物準備も楽です。大勢の来客があっても、どこからでも上り荷物を置き、皆直ぐにリラックス出来ます。使い方もまだまだ進化。当初の想像を超えて心地良く、かけがえのない空間となりました。@心地よい風と緑のある家

古川達也
古川都市建築計画一級建築士事務所


撮影:塚本浩史


撮影:古川達也

 

著者情報

古川 達也古川 達也

古川 達也 ふるかわ たつや

古川都市建築計画

住まいが安心で心地いい。そして住まいに感動がある。 そういう家づくりのお手伝いをしたいと思っています。

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