インテリアデザイン設計のマンションリビング居間リフォーム

今週のリレーブログを担当しますギルド・デザイン一級建築士事務所の磯村です。

建築家というと大きな建物ばかりを設計していて、小規模な住宅の設計は、していないとお考えの方も、まだいるようですね。
ましてや、マンションのリフォームとなると、なおさらです。

クライアントのお話を伺うと、リフォーム専門の工事会社さんを訪ねて、工事会社やインテリアデザイナーに設計をおねがいすることが多いようです。
しかし、案外多くの建築家が、マンションリフォームの設計に携わっています。
最近では、リフォーム系のインテリア雑誌にも、建築家のリフォーム事例がたくさん載っているので、知っていただいている方も多くなっているとは思います。

リフォームというと、クロスを張り替えるとか、トイレ周りやお風呂、キッチンの取り替えなどの小規模なものを思いがちですが、スケルトンリフォームといわれる室内の壁や天井、床などを解体して構造だけにして、新しく間取りから仕上げまでを作り上げる規模の大きなリフォームまであります。

今回のバドログでは、比較的小規模なマンションリフォームの事例と、現在工事が始まったスケルトンリフォームの様子をご紹介したいと思います。

建築家が関わるリフォームとしては、生活スタイルからの提案をすることが多いので、比較的規模の大きなリフォームが多いと思いますが、リビングなどの一部屋だけとか、2部屋をいじってひと部屋にまとめたりとかの提案もしています。

下の写真は、リビングのリフォームをした事例です。
クライアントの好みや生活スタイルに合わせて、ただ白いだけだったリビングを、木質感やタイルなどで、少し素材感を感じられる落ち着きのある場所に変えたものです。

デザインして作りつけた椅子の天井部分には、同じ木材を使って下がり天井を作り、低く落ちつけるような場を考えています。

 

部分リフォームとしては、こんな事例もあります。

リビングの一部とDENや収納の一部を使って、茶道を教えることのできるお茶室(茶席)を作った事例です。

キッチンは、既存のままで、リビングダイニングに茶室をはめ込んだ感じです。
部分リフォームでは、水回りの位置も限られているので、茶道の動線処理が難しくなりますが、クライアントの使い勝手を優先させてデザインしています。
お客様は、リビングを待合にして、お席に入っていただく形です。

高層マンションでの茶席といのも面白いですね。席が終わって障子を開けると、地上を見下ろす別世界が開けています。

部分リフォームでは、インテリアとしてのデザインにポイントが置かれると思いますが、スケルトンリフォームとなると、もう少し違って、生活スタイルを検討したデザイン提案ができてきます。
次回はそんな現場の話をしたいと思います。

 

リフォームでお茶室を作った現場の様子はこちらからご覧になれます
「マンションの茶席」

磯村一司+政本邦彦
ギルド・デザイン一級建築士事務所

「リフォームリノベーション」関連解説記事

磯村一司+政本邦彦  リレーブログ記事

著者情報

磯村 一司 + 政本 邦彦磯村 一司 + 政本 邦彦

磯村 一司 + 政本 邦彦 いそむらかずし まさもとくにひこ

株式会社ギルド・デザイン
一級建築士事務所

風や光、素材の扱い方、住宅としての生活のしやすさ、それらをバランスよく、シンプルでさわやかで心地よい、その上で、建主さんの考える一つ先のデザインを提案します。

− 最新イベント情報 −

オープンハウス(完成見学会)8/23 松原のスパイラルハウス @七島幸之+佐野友美

この度、アトリエハコ(@七島幸之+佐野友美)で設計監理を行った「松原のスパイラルハウス」が完成致します。 お施主様のご厚意によりオープンハウス(完成見学会)を行わせて頂く運びとなりました。     私鉄線路脇の敷地。 ふとした瞬間にそこにある電車の往来の光景を、 光と音による「スピード(=今この瞬間の時間)」のスペクタクルとしてポジティブに捉えて、 そのエネルギーを「位置エネルギー」として住宅内に保存すべく、空間構成をスタディした。 自然光が射す明る...