井戸の利用@栗原守+小泉拓也
今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。
「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いをしています。今週のリレーブログでは
「井戸の利用」について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
住宅の建て替えのご相談で設計の打ち合わせをしていると、建築主様から
「実は敷地の隅に昔からの井戸があるのですがまだ利用出来るのでしょうか?」
とのお話があることがあります。実際に利用しているもの、現在はフタをして利用していないものなどがあります。水質検査をして飲み水として利用できるものは稀ですが、井戸が涸れてなく井戸の深さが10m前後であれば庭の散水や災害時の用水として利用することが可能です。
① 手押しポンプで汲み上げ
古くから使われている手押しポンプは人力のみで井戸水を汲み上げられるので災害時でも水が使えます。今まで使っていた手押しポンプを新しいポンプに交換して使いやすくしました。
② 電動ポンプで汲み上げ
井戸の中に給水管を下ろして電動ポンプで汲み上げます。井戸本体にはマンホール等でフタをしてしまいますが、汲み上げた水は外水栓に接続して蛇口をひねると出ます。植木の散水などに利用できます。ただし停電時に使用できません。
③ 井戸を使わない時は
井戸を使わないで埋めるような場合は、井戸に塩ビ管を入れて井戸の空気が抜けるようにします。地鎮祭の時に神主さんにお祓いをしてもらうと良いです。
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この度、アトリエハコ(@七島幸之+佐野友美)で設計監理を行った「ひなたの家」が完成致します。 お施主様のご厚意によりオープンハウス(完成見学会)を行わせて頂く運びとなりました。 この住宅は、建築家31会の家づくりイベント「建築家31会 展示・相談会・ワークショップ vol.30 at 江東区文化センター」をきっかけにスタートした ご夫婦とお子さんのための住宅です。 都市区画整理事業が進む街の中の、鰻の寝床。 街の歴史がスタートしたばかりのような均質でフラット...