ハウスコサイト住宅ネットコンペで建築家のアイデア提案落選蹉跌計画

たくさんの応募が集まるコンペは、設計で何かしらのアイデアを盛込める、いわゆる「おもしろくなりそう・・・」というものであった様な気がします。今回ご紹介する案件は、葉山の海沿いに計画する、週末の家でした。海への眺望もさることながら、背面の切り立った崖の深い緑、サーフィンを楽しんだり、プレイルームやジャグジーがあったりと、とても遊び心の溢れたプログラムでした。こちらはハウスコのコンペだったのですが、応募総数は先の鎌倉山と同じ位に達したのではなかったでしょうか。

ご提案の内容としては、海への眺望を最大限に活かした開口部を設けました。敷地の要件から定められる建物の平面的な大きさは決して大きくは無く、室内の広がり感を生む為に、硝子張りの中庭を設け、自然の換気を促す機能も持たせる計画です。

3DHAYA001

3DHAYA002

一次審査を通り、お客様との面談を行ったのですが、海風を感じる事に適していない形態と、メンテナンスの難しさが最後まで解消する事はありませんでした。

実は、このコンペを勝ち抜いたのが、31会の高野さんで、実際に完成した建物の写真を見る事ができます。各フロアに設けられた木製デッキが、階段上に配され、開口部を開け放つ事ができる計画です。これを見せられた時には、(なるほど、こういう事だったのか・・・)と納得させられました。いわゆる完敗というものですね・・・。

石川利治
3*D空間創考舎一級建築士事務所

著者情報

石川 利治石川 利治

石川 利治 いしかわ としはる

3*D空間創考舎一級建築士事務所

お客様にとって「快適で上質な空間」をお話をしながら、 きめ細かく建築に盛り込みます。コミュニケーションを大切にし、 技術力と感性の統合を行い、最適なご提案を致します。

− 最新イベント情報 −

オープンハウス(完成見学会)8/23 松原のスパイラルハウス @七島幸之+佐野友美

この度、アトリエハコ(@七島幸之+佐野友美)で設計監理を行った「松原のスパイラルハウス」が完成致します。 お施主様のご厚意によりオープンハウス(完成見学会)を行わせて頂く運びとなりました。     私鉄線路脇の敷地。 ふとした瞬間にそこにある電車の往来の光景を、 光と音による「スピード(=今この瞬間の時間)」のスペクタクルとしてポジティブに捉えて、 そのエネルギーを「位置エネルギー」として住宅内に保存すべく、空間構成をスタディした。 自然光が射す明る...