中断蹉跌計画となったリゾートマンションプロジェクトの設計図
今回ご紹介するのは、コンペではなく、実際に工事を前提に設計が進んでいた案件です。ゴルフ場に隣接した敷地に計画されたリゾートマンションで、コースの緑を借景とした横長のフォルムは、あたかもクラブハウスをイメージさせます。敷地内は濃密な庭作りを行い、外部空間と一体となった豊かな室内を目指しました。
当時、独立して間もなかった事もあり、この計画を進めるにあたり株式会社にするなど、仕事を進める上での大きな転換点になったプロジェクトでした。
お客様の夢を形にするために、多くの打合せと計画の更新を重ね、設計をまとめきる所まで辿り着き、着工への準備は順調に進んでいました。
ところが、最終的な工事契約の段になり、ご要望と予算の乖離や、計画そのものの難しさなども重なり、最終的にはお客様の都合により、プロジェクトが止まってしまいました。
この計画には相当なエネルギーを注いでいたため、中止はとても厳しいものでした。パートナーを組んで貰った設計チームの方々にも多大なご迷惑をかける事にもなりました。今も忘れる事が出来ない、2月26日の事でした・・・。
その後、残された諸々のゴタゴタもようやく片付き、実現していれば、恐らく代表作になったであろうと思うこの案件も、ようやく落ち着いて振り返る事が出来る様になりました。困難な事ばかりであったかと云うと、そうでは無く、楽しい事もあり、いろんな意味で勉強になったと感じます。
いつかはこれを上回るものを作ってみたい・・・・と、思い描く次第です。
− 最新イベント情報 −
2月28日(土)住まいの「なかみ」構造見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
どんなふうにできあがっていくのか、どうやってつくられているのか…住まいの“なかみ”とは、出来上がった時には隠れてしまうところ。見る機会の少ない工事途中を見ていただくものです。 無垢の柱や梁などの構造材、Baubioとセルロースファイバーの断熱材、通気の工夫などの“なかみ”を実際に見ていただきながら詳しく説明をします。光設計の「呼吸する住まい」の“なかみ”を見ることができるいい機会ですので、是非ご参加ください。 会場:杉並区荻窪 「スロープ玄関の小さな木の家」 ...




