住まいのまわり「デッキ」 @古川達也
住まいづくりで大切な事は沢山ありますが、日々の暮らしで、誰もが何となく見ていて気が付いているもの。~住まいの外側「住まいのまわり」にあるものについてお話ししたいと思っています。
街に家を建てるとします。「住まいのまわり」とは、家と街のあいだ。家との繋がりもあり、街との繋がりもある。家との都合、街との都合を調整したり解決したり。様々なケースがあると思いますが、とても大切な場所です。
本日は、住まいのまわりに設置した「デッキ」のお話。住まいのまわりに広いデッキがあると良い時があります。庭のようであり、居室のようでもある。庭と居室の中間のようなスペースといえます。洗濯物を干すだけなら小さくても事足りますが、広めで少々余裕があると、さらに快適。
例えば、以前に設計した個人住宅【山見の家】2階に家族共有のリビングダイニングがあるのですが、居間に面して、少し広めの屋外デッキが付いています。
居間のくつろぎ空間の延長として、日なたぼっこや、夕涼み、時に食事も楽しんだり。居間と直接繋がることで、気軽に行き来出来ることがポイントです。道行く人と居間との距離を生み、程よい間合いも確保出来ます。
手摺を目隠し壁のように立ち上げることで、気になる周囲の視線も制御出来ますから、心地良いスペースづくりも、土地環境に合わせ工夫次第と言えます。ここでは、伸びやかな景色が広がる環境を活かし、オープンで大らかなつくりとしています。デッキを設けたアウトドアライフ!
ちょっとオススメです。
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