住まいのまわり「デッキ」 @古川達也
住まいづくりで大切な事は沢山ありますが、日々の暮らしで、誰もが何となく見ていて気が付いているもの。~住まいの外側「住まいのまわり」にあるものについてお話ししたいと思っています。
街に家を建てるとします。「住まいのまわり」とは、家と街のあいだ。家との繋がりもあり、街との繋がりもある。家との都合、街との都合を調整したり解決したり。様々なケースがあると思いますが、とても大切な場所です。
本日は、住まいのまわりに設置した「デッキ」のお話。住まいのまわりに広いデッキがあると良い時があります。庭のようであり、居室のようでもある。庭と居室の中間のようなスペースといえます。洗濯物を干すだけなら小さくても事足りますが、広めで少々余裕があると、さらに快適。
例えば、以前に設計した個人住宅【山見の家】2階に家族共有のリビングダイニングがあるのですが、居間に面して、少し広めの屋外デッキが付いています。
居間のくつろぎ空間の延長として、日なたぼっこや、夕涼み、時に食事も楽しんだり。居間と直接繋がることで、気軽に行き来出来ることがポイントです。道行く人と居間との距離を生み、程よい間合いも確保出来ます。
手摺を目隠し壁のように立ち上げることで、気になる周囲の視線も制御出来ますから、心地良いスペースづくりも、土地環境に合わせ工夫次第と言えます。ここでは、伸びやかな景色が広がる環境を活かし、オープンで大らかなつくりとしています。デッキを設けたアウトドアライフ!
ちょっとオススメです。
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7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...