気になる素材 @滝川淳
ドキドキ、ワクワクしながら選ぶ素材の一つにタイルがあります。
色や形、並べた時の表情など、他の素材にはない楽しさがある素材です。
例えば白いタイルといっても、さまざま。
タイル選びをする時には、どうしても事務所にサンプルが箱いっぱいになってしまうもの。
クライアントと一緒になってタイルのショールームに行って選ぶこともありますね。
今回紹介するのは、丸いタイル。
丸い形状のタイルは、小さな30ミリくらいのものだと古い木造の家の
水廻りなどに使われていましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。
今回のものはそれよりはずいぶん大きい、180ミリくらいあるもの。
しかも大・中・小の3種類の大きさをランダムに貼りつける、という施工者泣かせな素材です。
通常のタイルは30センチ角のシートに、
目地の部分の隙間があらかじめ開けられて貼り付けてあるので
シートごとの間隔さえ調整すれば、均一に貼ることができます。
しかしこの丸いレンガタイルは1枚、1枚、
モルタル面に押しつけながら職人さんが貼っていきます。
「こんなタイル貼ったことない!」
という悲鳴のようなよろこび?の声を何度聞いたことか。
おかげで、見たことのない面白い外観の建物ができました。
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7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...