気になる素材 @滝川淳
ドキドキ、ワクワクしながら選ぶ素材の一つにタイルがあります。
色や形、並べた時の表情など、他の素材にはない楽しさがある素材です。
例えば白いタイルといっても、さまざま。
タイル選びをする時には、どうしても事務所にサンプルが箱いっぱいになってしまうもの。
クライアントと一緒になってタイルのショールームに行って選ぶこともありますね。
今回紹介するのは、丸いタイル。
丸い形状のタイルは、小さな30ミリくらいのものだと古い木造の家の
水廻りなどに使われていましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。
今回のものはそれよりはずいぶん大きい、180ミリくらいあるもの。
しかも大・中・小の3種類の大きさをランダムに貼りつける、という施工者泣かせな素材です。
通常のタイルは30センチ角のシートに、
目地の部分の隙間があらかじめ開けられて貼り付けてあるので
シートごとの間隔さえ調整すれば、均一に貼ることができます。
しかしこの丸いレンガタイルは1枚、1枚、
モルタル面に押しつけながら職人さんが貼っていきます。
「こんなタイル貼ったことない!」
という悲鳴のようなよろこび?の声を何度聞いたことか。
おかげで、見たことのない面白い外観の建物ができました。
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2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...