金属アレルギーを鉄スチール手摺に麻縄巻いてデザイン
前回は鉄で製作するものの話 -スチール- 階段篇 でしたが、
つくるには鉄がいいけれど、触ると冷たいという一面も…。
特に手摺などをつくったときには感じることがあるのです。
そこでこんなことをしたり。
これはスチールの手摺に麻縄を巻いたものです。
ここでは奥様に金属アレルギーがあり、塗装してあれば大丈夫とのことでした。
とはいえ…なにか巻きますか?という会話から始まりました。
太さや形状の様々な革紐や色々な素材の紐サンプルを取り、みんなで確認をして、
床材やそのほかのイメージと合わせて決めたのがこの時使った麻縄でした。
階段手摺だけではなく他に、吹抜に面した手摺や一階の二本組の丸柱にも麻縄巻をしました。
結局、見積で出てきた金額が高かったこともあり、設計者自ら巻くことになるのですが…。
(どの職方さんがやれるのか建設会社も経験がなく、悩んだ結果、単価が高く出たようです。)
ここには写真がありませんが、他にも手摺に木をかぶせたりと
色々なバリエーションが考えられます。
スチールだけでは「ちょっと固いイメージだな…」と思われる方は、
他の素材と合わせることでまた違った雰囲気にすることもできるのでおすすめです。
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自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...