金属アレルギーを鉄スチール手摺に麻縄巻いてデザイン

前回は鉄で製作するものの話 -スチール- 階段篇 でしたが、
つくるには鉄がいいけれど、触ると冷たいという一面も…。
特に手摺などをつくったときには感じることがあるのです。

そこでこんなことをしたり。

r0010020
写真1 縄巻きした手摺

これはスチールの手摺に麻縄を巻いたものです。
ここでは奥様に金属アレルギーがあり、塗装してあれば大丈夫とのことでした。
とはいえ…なにか巻きますか?という会話から始まりました。

太さや形状の様々な革紐や色々な素材の紐サンプルを取り、みんなで確認をして、
床材やそのほかのイメージと合わせて決めたのがこの時使った麻縄でした。

階段手摺だけではなく他に、吹抜に面した手摺や一階の二本組の丸柱にも麻縄巻をしました。

r0010071
写真2 吹抜に面した手摺

r0010051
写真3 柱に巻いた麻縄

結局、見積で出てきた金額が高かったこともあり、設計者自ら巻くことになるのですが…。
(どの職方さんがやれるのか建設会社も経験がなく、悩んだ結果、単価が高く出たようです。)

ここには写真がありませんが、他にも手摺に木をかぶせたりと
色々なバリエーションが考えられます。
スチールだけでは「ちょっと固いイメージだな…」と思われる方は、
他の素材と合わせることでまた違った雰囲気にすることもできるのでおすすめです。

菰田真志+菰田晶
有)菰田建築設計事務所

「造作」関連解説記事

菰田真志+菰田晶  リレーブログ記事

著者情報

菰田 真志 + 菰田 晶菰田 真志 + 菰田 晶

菰田 真志 + 菰田 晶 こもだまさし こもだあき

有限会社 菰田建築設計事務所

毎日を心地よく機能的に暮らせる建物。 街に調和しながら趣のある建物。 思わずニンマリ微笑んでしまう建物。 わくわくする建物。 そんな建物を生活スタイルや価値観を伺いながらひとつひとつ創ってゆきます。

− 最新イベント情報 −

オープンハウス(完成見学会)8/23 松原のスパイラルハウス @七島幸之+佐野友美

この度、アトリエハコ(@七島幸之+佐野友美)で設計監理を行った「松原のスパイラルハウス」が完成致します。 お施主様のご厚意によりオープンハウス(完成見学会)を行わせて頂く運びとなりました。     私鉄線路脇の敷地。 ふとした瞬間にそこにある電車の往来の光景を、 光と音による「スピード(=今この瞬間の時間)」のスペクタクルとしてポジティブに捉えて、 そのエネルギーを「位置エネルギー」として住宅内に保存すべく、空間構成をスタディした。 自然光が射す明る...