家を建てるときにかかる費用について3-そのほか諸費用編 @菰田真志+菰田晶

※先週末までにアップする分でしたが手違いで週明けてしまいました。申し訳ありませんでした。

今週のリレーブログを担当します菰田建築設計事務所の菰田真志です。
今回は数回に分けて家を建てるときの費用について書いてみようとおもいます。本日は3回目です。

一回目は『土地の購入費』とそれにまつわる費用、二回目は『建築本体工事費』とそれにまつわる費用と大きなものを書いてきました。今回はそのほかにもいろいろと必要なものがありますのでその他の諸費用について書いてゆきたいと思います。

まずは『設計監理料』。このページを見ているということは設計事務所というものを多少でも認識していただいているとおもいますが、設計事務所は基本的に工事を請け負わず、「設計」「監理」を委託され、設計料を依頼主(=建主)からいただいて業務を行います。プロとして施主様への提案をし、建物の設計を行い、工事中の監理(チェック)を施主に代わって行うことが主な業務になります。ですので、設計事務所に業務委託する場合には『設計監理料』が発生します。

設計にまつわる費用として、『確認申請手数料』があります。建物を建てるときにはほぼ必ず確認申請が必要になります。行政庁(役所)または民間確認検査機関に提出し、建設する建物の法的なチェックをしてもらうことになります。この申請は『確認申請』『中間検査』『完了検査』を申請し検査をして合格する必要があります。その申請に申請手数料がかかります。費用は主に建物規模によりかかる費用が変わります。※中間検査は基本的に3階建以上の建物ですが、地域によって2階建でも必要な地域があります。

他にも『開発行為』が必要な場合、『住宅性能表示』の取得などの申請の場合にも、申請手数料や申請作業の費用がかかります。

建築工事請負契約時に取りかわす契約書には『収入印紙』を貼りますが、この印紙も自分で持っておく契約書の分の『収入印紙』の費用がかかります。設計契約に関しても同じです。

土地購入後・建物建設後には『建物の不動産登記』『土地の不動産登記』の費用がかかります。銀行から借入れをしている場合には銀行経由で土地家屋調査士や司法書士に依頼して作業をしてもらうこともありますが、ご自分で登記を依頼することも可能です。

建物建築工事中は建設会社の責任で保険に入っていますが、建物引き渡し後は『火災保険』『地震保険』等は建主さまの掛けた保険に即時に切り替わります。引き渡しの時期が決まったら保険に関しても手続きを進めてください。

『ホームセキュリティ』に加入したい場合には、ぜひ建築計画中から導入するかの検討をすることをおすすめします。あとからでも出来ないことはないですが、はじめから計画していれば出てこなかった配線が出てきたりいろいろと思った通りに出来ないこともあります。プランが決まった時点で相談をしておいて契約内容を比較をし、レンタルと買取の場合の比較など、費用面も早いうちに確認しておくことをおすすめします。

建築工事を始めるにあたって行う『地鎮祭』。行うならこの費用も必要です。『初穂料』といいます。この費用は神主さんに納める費用と、竹をまわしたりお供え物を準備したりというという準備も必要です。一式で準備してくれる場合も建主さんで準備する場合もあります。

建物の上棟した場合には昔はよく上棟式を行うことがありましたが、最近は餅投げや現場でお祝いの席を持つことは少なくなりました。上棟後に棟梁の音頭で建物の四方をお清めなどをすることは現在でも行います。そんなときには、職人さんに簡単なお土産をお渡ししたり、ご祝儀をだしたりといったことをやったりもしますが、最近は特にこういった習慣が薄れてきている状況もあります。

ほかにもいろいろとあるのですが、大きなものをあげてみました。設計を進めるにあたり、はやいうちに予算計画を建てるのは必要なことですが、依頼する設計者に相談して、必要な金額や時期をしっかり確認しておくことをおすすめします。

ありがとうございました。

(有)菰田建築設計事務所
菰田真志 + 菰田晶
http://www.archi-komo.co.jp/

著者情報

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菰田 真志 + 菰田 晶 こもだまさし こもだあき

有限会社 菰田建築設計事務所

毎日を心地よく機能的に暮らせる建物。 街に調和しながら趣のある建物。 思わずニンマリ微笑んでしまう建物。 わくわくする建物。 そんな建物を生活スタイルや価値観を伺いながらひとつひとつ創ってゆきます。

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