つなぐ01:既存樹木@栗原守+小泉拓也
今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。
「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いをしています。今週のリレーブログでは
「つなぐ」について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
A様「この木は、私が小学生の時に植えたんですよ」
B様「毎年おいしい柿がとれるんです」
C様「前の家の時からあるからもう何年生きているんだろう?」
時には建築主様が住む前からその土地で育っていた樹木がある敷地もあるでしょう。建築主様からも住宅の建て替えの時にこの木は残してほしいとお話があります。既存樹木が持つ記憶を次世代にも「つなぐ」…。私たちはこの思いを大切にしながらの家づくりを提案しています。
設計の段階から図面に既存樹木の位置を記載して計画を進め、既存住宅が解体される前に建築主様と一緒に敷地内に残す樹木を確認します。赤いテープを巻いて目印をつけて撤去されないようにします。
① 門まわり
道路に面したところにある大きな桜の木を残してその横から住宅へアプローチをします。高い塀を作らず道行く人も楽しませ、毎年満開に花を咲かせて地域の目印として親しまれています。
② 庭
新しい住まいに変わってもカーテン越しに見える庭の景色は変えずにそのまま残しています。思い出の詰まった庭をこれからも手入れをしながら一緒に過ごしていきます。
③ エントランス
昔からあったカイヅカイブキの大木をシンボルツリーとして残し、アイアン門扉と天然石張りで重厚感のあるエントランスになりました。代々続く繁栄の象徴としてこれからも見守ってくれています。
光設計/栗原守+小泉拓也
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