建物の代金ってどうやって決まるのでしょうか@北島俊嗣
建物が造られるときの代金(建設費用)はどのように定められるかを大まかに言いますと、それは、
建設費用=材料費+造るために必要な仮設資材費+人件費 です。
ではどのようにすれば、この費用抑えることが可能でしょうか?
材料費は、建物の規模に比例しますから、特別なことをしない限り、大きく差は出ません。
仮設資材費も、材料費とほぼ同様と思っていただいて構いません。逆にこの費用が高額なのは「工事の効率が低い」と見なされます。
差が出るのは人件費です。もちろん建物が造られる場合には、設計と工事と二分されて作業が行われます。設計も工事も とにもかくにも、この人件費を抑えることが、建設費用を真っ当に抑えることにつながるのです。では人件費を抑えることはどういうことでしょうか。それは、この建設に係る、登場人物を出来る限り少なくすることです。建物を実際造るのは現場の職人さん達です。こちらも大きさに比例しますから、その差も出ません。つまりは、設計に係る人数と、工事手配をする工務店さんの係る人数によるのです。すると、最小限の設計者(建築家)と、建物の大きさに相応しい規模の工務店さんのチームが、実は一番、建設費用を抑えられるというのが判っていただけると思います。
沢山人数のいる設計会社や建設会社、もしくは一流企業の人件費(給料)や宣伝広告費、モデルルームの費用などは、建て主様の費用から出されているのです。関係する人数が多ければ多いほど、人件費は高額にならざるを得ません。一度比較してはどうでしょうか?
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自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...