模型やパースを使ってイメージを共有する @岸井 智子
今週のリレーブログを担当します、meenaxy designの岸井です。
建築の設計業務では、クライアントからの要望に対し、関連法令や予算条件など様々な与件を整理・調整したうえで、成果物としては基本設計図、実施設計図をまとめ、その後工事監理を行っていくのですが、特に設計段階においては、どのような空間をこちらが設計しているかについて、図面だけではなく、模型やパースなどで空間を実際に近い形で提示し、クライアントとイメージを共有しながらプロジェクトを進めていきます。
外観+敷地模型
敷地に対する建ち方、アプローチの在り方、外観イメージ確認などのために作成します。主にプロジェクト初期段階で作成することが多いです。
軸組模型
クライアントに対して作成することは少ないですが、この時は使用する木材の調達も含め施主、設計事務所で協力して行うプロジェクトであったこと、また構造的な部分の確認も含めて作成しました。
CGモデリング+パース
私たちの事務所では、納まりの検討から、素材感の確認など色々な目的でCGモデリングを行うことが多いです。
2D図面では検討の難しい天井の貼り分けを3Dモデルで検討。
素材感の確認にも有効です。
また、プロジェクトの完成形とその魅力を共有するために、そこで過ごす人の様子も含めたイメージパースを作成します。関係者が多数に渡る場合やプロポーザルの場合には特に必要な作業となってきます。
このように、プロジェクトの各段階で目的に応じた様々なツールを使い、イメージを関係者としっかり共有しながら設計作業を進めていきます。
− 最新イベント情報 −
「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守
調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...