模型やパースを使ってイメージを共有する @岸井 智子
今週のリレーブログを担当します、meenaxy designの岸井です。
建築の設計業務では、クライアントからの要望に対し、関連法令や予算条件など様々な与件を整理・調整したうえで、成果物としては基本設計図、実施設計図をまとめ、その後工事監理を行っていくのですが、特に設計段階においては、どのような空間をこちらが設計しているかについて、図面だけではなく、模型やパースなどで空間を実際に近い形で提示し、クライアントとイメージを共有しながらプロジェクトを進めていきます。
外観+敷地模型
敷地に対する建ち方、アプローチの在り方、外観イメージ確認などのために作成します。主にプロジェクト初期段階で作成することが多いです。

軸組模型
クライアントに対して作成することは少ないですが、この時は使用する木材の調達も含め施主、設計事務所で協力して行うプロジェクトであったこと、また構造的な部分の確認も含めて作成しました。

CGモデリング+パース
私たちの事務所では、納まりの検討から、素材感の確認など色々な目的でCGモデリングを行うことが多いです。

2D図面では検討の難しい天井の貼り分けを3Dモデルで検討。
素材感の確認にも有効です。
また、プロジェクトの完成形とその魅力を共有するために、そこで過ごす人の様子も含めたイメージパースを作成します。関係者が多数に渡る場合やプロポーザルの場合には特に必要な作業となってきます。

このように、プロジェクトの各段階で目的に応じた様々なツールを使い、イメージを関係者としっかり共有しながら設計作業を進めていきます。
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