階段手すりのいろいろ @栗原守+小泉拓也
今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。
「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いしています。今週のリレーブログでは
階段の手すりについて書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
段差の上り下りを補助してくれる手すりは、毎日安全に暮らすために必要なアイテムです。建築基準法でも「階段には、手すりを設けなければならない」と決められています。高さ1m以下の階段は適用外ですが、足が不自由になってきたり利用頻度が高いところには手すりがあると安心です。一般的には木製の丸い棒が勾配に対し途切れることなく繋がって取り付けられます。デザイン性を重視して鉄骨材でつくることもあります。階段手すりがついていると通路幅が少し狭くなって困ることもあります。お引越しの時に冷蔵庫や洗濯機、大きな家具を搬入しようとして手すりが邪魔で通ることができない場合があります。設計段階から注意して検討して、さらに手すりのブラケットが取り外し可能なものを選ぶようにしています。
階段の外側に手すりを連続して取り付けています。階段の踏み板と立ち上がり部の蹴込み板の色を変えて視覚的にも踏み間違えないように配慮した階段です。踏み板部にはノンスリップ溝を掘って滑り止めの役目をしています。
階段の外側に窓や作り付け本棚があるので内側に手すりを取り付けました。階段がまわるところにはタテの手すりを連続してつけることで安全に歩くことができます。
大工さんのオリジナル手すりを取り付けています。手を掛けるところはR状に加工してあり取り外しもできます。
スチール手すりで2階踊り場の手すりと一体にしています。タテの手すり子を細かく入れることで手すりの揺れを抑え、隙間からお子様が通るのを防ぐようにしています。
光設計/栗原守+小泉拓也
− 最新イベント情報 −
2025年11月29日(土)「江戸Styleの家」オープンハウスのお知らせ @小泉拓也+栗原守
「江戸Styleの家」オープンハウスを11月29日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...


