注文住宅の床の材料として畳たたみを敷いた部屋の使い方

フローリングが多い

住宅で床の材料を選ぶとき、トイレや洗面所のような水廻り室では水が染み込まないビニールやタイルを貼りますが、その他の玄関から居間リビング、廊下や寝室は木の板フローリングを貼ることが多い傾向にあります。

最近では無垢材でも安価になり、材料の質も上がり反ることもなく、沢山の種類の中から選ぶことが出来ます。

畳を敷きたいご希望

フローリングが床材としてほとんどの部屋で選ばれる様な傾向の中でも、床の材料として部分的に畳を敷いて欲しいというご希望が多くなっています。

和室の床だから畳 という決まり方でなく、純粋に床の機能のリクエストから選ばられています。

・布団で寝る
・着替えと昼寝
・客間の和室

布団で寝る

就寝する際に布団をどこに敷くかは、床に直接敷くかベッドに敷くかがほとんどでしょう。

床に布団を敷いて、毎日押入れに納めるご夫妻が、床がフローリング板の間だと痛いので、畳にして欲しいという部屋になりました。室内はシンプルな洋間なので、縁のない畳にして、さらに一畳の大きさの畳だと和室になるので、正方形の畳になりました。天井からは舶来の照明器具が吊るされています。

着替えと昼寝

リビングに面した場所に、家族が出掛けるとき もしくは 帰宅したとき、自分の個室に行かないで着替えが出来る部屋を求められました。部屋には服の収納があって、着替え中は簡単に扉が閉まりリビングからは見えない様にしました。

 → 関連解説記事「二世帯住宅の4畳半琉球畳和室を便利に使う」

服を着替える場所として床の材料を選ぶ際、例えば劇場の楽屋では 着替え場所の床には畳を敷いていることが多いことを説明すると、服をそのまま床に置いたときの汚れない印象から、畳が選ばれました。

この部屋は、家族が気軽に昼寝をする場所にもなっています。

客間の和室

客間として用意された和室は、自然に畳となっています。夜には布団を敷いてお休みいただけます。

和室なのに畳のない部屋もある

逆に立派な床の間が設えてある和室なのに、畳を敷かなかった部屋もありました。和室でありながら椅子とテーブルを置いて、お客様を迎える場所にされたため、床は板の間フローリングになりました。

古来、畳は板材が張られた床に、直に座る際、座布団としてゴザが敷かれ、それが広い面に固定されたものと言われています。

 

部屋の使い方、床材料の印象で自由に材料を選んで、より幅のある注文住宅にしていただきたいと思います。

北島俊嗣
北島建築設計事務所

 

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