階段いろいろ @栗原守+小泉拓也

今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。

「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いしています。今週のリレーブログでは

階段について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。

 

階層をつなぐ役割をもつ階段は、ただ上り下りするだけではなく建築的にとても象徴的につくられたり光を取り込むために利用できたり工夫できるところが意外と多いと思います。しかし、特に住宅に関しては安全性が最優先されるところでもあります。一段一段が高いと毎日の上り下りが負担となります。滑りやすい仕上げや段鼻が見えにくいと転んで怪我をしてしまいます。

 

踏み板の識別ができるように蹴込み板に自然塗料で着色しました。同じ素材でつくると色が同じになってしまいますが、段板だけをはっきり見せることができます。1段目のコーナー部分もR加工して角が立たないようにしています。

 

スケルトン階段を製作中です。すべて杉の無垢板で大工さんが刻んで組んでいきます。杉板のやわらかさと足触りが良く自然塗料を塗って仕上げます。両側にスチール手すりをつけます。

 

完成イメージ図光設計/栗原守+小泉拓也

著者情報

栗原 守 + 小泉 拓也栗原 守 + 小泉 拓也

栗原 守 + 小泉 拓也 くりはらまもる こいずみたくや

一級建築士事務所 光設計

「呼吸する住まい」をテーマに自然素材と自然エネルギーを有効に利用するエコロジーな住まいを建築主さんと2人3脚で設計しています。

− 最新イベント情報 −

オープンハウス(完成見学会)大きな窓の緑道沿いの家 3/8(土) @石井正博+近藤民子

この度、設計事務所アーキプレイスで設計監理しました『大きな窓の緑道沿いの家』(木造2階建、神奈川県相模原市)が竣工間近となり、建て主様のご厚意によりオープンハウスを開催させていただくことになりました。 南側の緑道に面した旗竿変形敷地に建つ木造2階建ては、お隣の母屋と呼応するデザイン(チューダー様式)で踏襲されています。2階リビングの緑道に大きく開いた木製窓と傾斜屋根の垂木現しの天井が特徴の住まいです。 日時    :2025年3月8日(土) 10:00~17:00 場所    :神...