エンブレムやポスターのデザインにオリジナルイメージを求める創造者の知的財産
最近、エンブレムやポスターで世間を騒がせる騒動がありました。
アートや物を作る、創作する行為には「オリジナリティ」が求められるからですが、その判断はかなり難しいことも事実です。
今回の騒動の真意が何処あるかは別として、たしかにコンセプトやアイデア/発想をもとに物づくりをしていると、似てくるといわれても致し方ないこともあります。
やはり建築の世界でも同じ様なことも多く、建築家の作る空間が似ている事もあります。でも重要なことはその環境やいろいろな建築を作る要素を熟慮した上での空間つくりの基礎や考えに基づいていれば、オンリーワンと認めてもらえるのでしょう。それだけ、知的財産権は複雑で重要だということです。
先週、仕事でアジアのある都市に行く事があったのですが、東京のお台場みたいな場所に、驚くパースが掲げられていいました。「Bassac River」とうどこかで見たような建物のパースが大々に掲げられていました。それはまさにシンガポールの「マリーナベイ・サンズ」です。
当然設計は別で、ここ迄来ると知的財産なんてどうでも良いのでしょう。あきれる設計者もいるのだと思わず笑いがでました。
これと似た事では、世界の建て売り住宅などにも多く見られ、何処にもオリジナリティがあるとは思えません。ハウスメーカーの住まいもやはり同じように苦悩していると思える物も多くあります。
やはり我々「創造者」は常に物を深く考え、オリジナルイメージをもとめていかなければ行けない覚悟を持つ必要があります。
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7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...