世の中に無いものをつくる_オーダーメイドの世界4「木の化粧梁」@石川 利治
無垢材のカウンターテーブルや四角フレームの収納棚など、今回の沖縄のプライベートヴィラでは、木の手触りや素材感を大切にした空間づくりがされています。特に木に関しては。できるだけ無垢材や塊感を感じられる使い方を心がけました。床、壁はできるだけ装飾を排し、機能性を満足させながらシンプルな構成になっています。それに対して天井は、少し遊び心を感じさせるような木の化粧梁が配されています。
材料は現地で入手できた180角の無垢材を選定し、大工さんに角を落としてもらい、少し手作り感を入れて貰っています。写真は取付時と逆さまに木材が並べられていますが、木口側にはL字形の掘り込み加工を行っています。取付けには天井からの吊りボルトと併せて、壁からボルト頭を出しておいて、下から梁を差し込み、水平の溝に引っ掛けて化粧梁を支持しています。
塗装色は当初は黒が強めとのことでしたが、建物全体の木色との調和を優先した色になりました。取付け前に塗装を済ませて室内に持ち込みました。
固定の下地はボルトによりますが、部屋によって梁が空中に飛んでいたり、天井を梁が支えている様な表現の箇所があります。写真は天井下に梁が取付くような箇所で、天井ボードを固定する金属の下地が組まれています。化粧梁と金属下地の間にはボード一枚分の隙間を開けて、梁の上にボードが乗る様に寸法調整されています。
梁間のボード張りが完了した状態です。
化粧梁の少し煤けた表情が、ソファ周りの家具やペンダント照明と組み合わさり、空間に自然素材の温もりが持ち込まれたと思います。
石川利治[3*D空間創考舎一級建築士事務所]
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