家族の歴史を継続するリノベーション@筒井紀博

31会の模型展がきっかけで始まったリノベーションが年末に無事、引き渡しを終えました。

築50年以上経つ木造住宅のリノベーションです。

クライアントの住む母屋と賃貸アパートの2棟をまとめて工事しました。

敷地は閑静な住宅街に位置し、2棟が挟むように広い庭が存在します。

以前は襖で細かく仕切られた個室の多い間取りでしたが、1F部分は広いリビング空間へと変更。庭に面して大開口を二箇所設け、光の降り注ぐ明るいリビングとなっています。広いデッキテラスがあり、屋外空間との一体感も感じられるような間取りとしました。

2Fは個室が配置され、小屋組を露わにした天井によって家族の歴史を感じることができます。

耐震補強も施し、現代の建築基準に合致する体力をもたせています。設備機器類も一新させ、現代の快適さをもつ建築となりました。

家族の歴史を継続しながらも安心して快適に暮らせる住まいへ。この先も長い年月、家族とともに成長し、様々な思い出を刻んでゆく空間となりました。

− 最新イベント情報 −

オープンハウス(完成見学会)回遊動線のあるつくばの家 3/20(祝) @石井正博+近藤民子

この度、設計事務所アーキプレイスで設計監理しました『回遊動線のあるつくばの家』(木造2階建)が竣工間近となり、建て主様のご厚意によりオープンハウスを開催させていただくことになりました。 つくば市の新旧入り交じる住宅街に建つ、3人家族のための住宅です。 リモートワークが広まり家で過ごす時間が長くなる中、ご夫婦それぞれの仕事場でもある住まいには、より快適に暮らしていけるよう、ゴロンとできる和室、本棚のあるヌック、子供と遊べる南の庭などの場所をちりばめています。 オープンハウス(完成見学会)...