リフォームのお手伝い@たなべけいいち

最近は新しく計画するお手伝いとは別に、古い木造建物のリフォーム(改修)のお手伝いもしています。

私たちのリフォーム(改修)は、プランまで変えてしまうケースが多く、本来の建物が持つ素性を生かしながら、新しい空間へと生まれ変わらせることが多くあります。

宇都宮で築45年ほど経った平家の書院作りの家屋を手がけた時は、クライアントの「明るい住まいにできないか?」というテーマに取り組み、「減築」という方法で平家の中央に「光庭」を設け、本来の木造空間を生かしながらLDKのスペースを生み出しました。

 

 

 

 

 

ただ、最近、鎌倉で手がけているリフォーム(改修)は、築約75年が過ぎた「庵」を、保存の目的の為に当時の風情を忠実に復元改修しています。

それは、保存に値する風情を持ち、当時の宮大工の感性に目をみはる物を持っていたからに他なりません。

この、山頂に建つ小さな「庵」は、配置からして素晴らし眺望を十分に活かせる計画で、小さな2階の和室からは、西の窓越しに富士を望み、南の縁側からは大島が見渡せ、東の窓からは、自然林を背景としてこれからは満開の桜が3本見渡せる、まさに完璧な「環境建築」である。

 

このような建物を目にすると、気持ちは時を遡り、当時これを手がけた棟梁の気持ちが伝わってくる。

この建物の改修を今手がけている棟梁も、山形から来てもらい携わっているが、私と同じ気持ちを持たれているそうだ。

この春には改修も終わり、きっと見事な桜を見ることができるでしょう。

>>田邉 恵一/株式会社田辺計画工房 建築家31会のページ
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著者情報

田邉 恵一田邉 恵一

田邉 恵一 たなべ けいいち

株式会社田辺計画工房

「家」を建てるという事は、ライフスタイルに必要な「場」を、敷地や環境の中で洗練された心地よい「建築」にしていく事です。 そのためには、どのように「家」で過ごしたいかをイメージされる事です。

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