別荘を考える@たなべけいいち
最近お手伝いすることが多いのが、別荘です。
別荘を建てる敷地は、環境や眺望が良い山の住まいや海が望める環境で、建てる目的も都心で暮らされている方が、週末こどもと遊ぶためであったり、都会とは違う環境に身おおきリフレッシュする目的であったり、好きなゴルフ場に近森に第2の拠点を構えたりと 目的はいろいろです。
別荘をお手伝いするときいつも考えるのは、普段の生活環境とは異なり、非日常的な体験ができる空間であったり、利便性は求めなかったり、敷地を取り巻く環境をプランに熟慮します。
現在工事中の横須賀の別荘では、クライアントがこの敷地を選んだポイントを生かし、一望できる相模湾から箱根/富士の景色を、ガレージを含む全室からいつでも体感できるようにしました。
そのため、この住まいでは大きなテーブルに組み込まれた小さなキッチンしかなく、浴室も眺望にひらけたシャワーとバスタブ、眺望に対して雛壇状に構成した家族寝室などで構成し、リビングスペースには同じ広さのテラスを同じ床材で計画して、眺望と人をつなぐ装置としました。
別荘の計画は、「住まい」つくりとは違う視点で考えられるためいつも新たな気分で望めます。もし、皆さんが「別荘」を検討されているならば、そこでの過ごし方に何を求めるか、よくイメージして建築家にリクエストされてください。きっと特別な別荘「セカンドハウス」が得られるでしょう。
横須賀の別荘は年末には竣工ですので、またご報告します。
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2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...