別荘を考える@たなべけいいち
最近お手伝いすることが多いのが、別荘です。
別荘を建てる敷地は、環境や眺望が良い山の住まいや海が望める環境で、建てる目的も都心で暮らされている方が、週末こどもと遊ぶためであったり、都会とは違う環境に身おおきリフレッシュする目的であったり、好きなゴルフ場に近森に第2の拠点を構えたりと 目的はいろいろです。
別荘をお手伝いするときいつも考えるのは、普段の生活環境とは異なり、非日常的な体験ができる空間であったり、利便性は求めなかったり、敷地を取り巻く環境をプランに熟慮します。
現在工事中の横須賀の別荘では、クライアントがこの敷地を選んだポイントを生かし、一望できる相模湾から箱根/富士の景色を、ガレージを含む全室からいつでも体感できるようにしました。
そのため、この住まいでは大きなテーブルに組み込まれた小さなキッチンしかなく、浴室も眺望にひらけたシャワーとバスタブ、眺望に対して雛壇状に構成した家族寝室などで構成し、リビングスペースには同じ広さのテラスを同じ床材で計画して、眺望と人をつなぐ装置としました。
別荘の計画は、「住まい」つくりとは違う視点で考えられるためいつも新たな気分で望めます。もし、皆さんが「別荘」を検討されているならば、そこでの過ごし方に何を求めるか、よくイメージして建築家にリクエストされてください。きっと特別な別荘「セカンドハウス」が得られるでしょう。
横須賀の別荘は年末には竣工ですので、またご報告します。
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7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...