けっこう奥深いテーマ『 洗面台を考える 』その1 @小林眞人

日常生活に欠かせない洗面台ですが、実は考えるべき要素がとても多く

設計者の力量を問われる 奥深いテーマなのです。

 

洗面ボール

以前はアンダーカウンター式かオーバーカウンター式の2種類だったのが

今はカウンターボール一体型、また置型タイプのボールが登場しています。

高さ

ここで注意すべきポイントはボール面の高さです。

既製品の洗面台などJISの基準ではは高さ68センチ以上とされていますが
キッチンと同様、それぞれの身長や家族構成 使い方の個人差などに

よって慎重に決めた方が良いでしょう。

たとえばJIS基準の68センチにすると顔を洗う時にはかなり腰をかがめる必要があり、歳とともにその体勢が辛いものになります。また高い位置で洗うとカウンターに水が飛び散る事にもなります。

従来のボールであればカウンターの高さが概ねその高さになりますが、置型タイプのボールではボールの上端をその高さにあわせ、カウンター自体はもっと低いものになります。

私は設計時、ボール高さを80〜85センチを基準としています。

水 栓

水栓の形式も多く存在します。

置型タイプに使うにはカウンターから高さがあるものを選ぶ必要がありますし、

主婦目線からカウンターに付けた水栓の足元の汚れをなんとかしたいというリクエストから壁付けの水栓を採用するケースも多いですね。

また吐水口の持ち出し長さもボールの寸法形状と関連して重要です。

著者情報

小林 眞人小林 眞人

小林 眞人 こばやし まひと

株式会社 小林真人建築アトリエ

『バランス感』と『素材感』を大切にした建築を心がけています。 全体とディテール、都市との関係、実用と芸術・・・ シチュエーションに応じて取るべきバランス点を見極めたいという思いです。

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