けっこう奥深いテーマ『 洗面台を考える 』その1 @小林眞人
日常生活に欠かせない洗面台ですが、実は考えるべき要素がとても多く
設計者の力量を問われる 奥深いテーマなのです。
洗面ボール
以前はアンダーカウンター式かオーバーカウンター式の2種類だったのが
今はカウンターボール一体型、また置型タイプのボールが登場しています。
高さ
ここで注意すべきポイントはボール面の高さです。
既製品の洗面台などJISの基準ではは高さ68センチ以上とされていますが
キッチンと同様、それぞれの身長や家族構成 使い方の個人差などに
よって慎重に決めた方が良いでしょう。
たとえばJIS基準の68センチにすると顔を洗う時にはかなり腰をかがめる必要があり、歳とともにその体勢が辛いものになります。また高い位置で洗うとカウンターに水が飛び散る事にもなります。
従来のボールであればカウンターの高さが概ねその高さになりますが、置型タイプのボールではボールの上端をその高さにあわせ、カウンター自体はもっと低いものになります。
私は設計時、ボール高さを80〜85センチを基準としています。
水 栓
水栓の形式も多く存在します。
置型タイプに使うにはカウンターから高さがあるものを選ぶ必要がありますし、
主婦目線からカウンターに付けた水栓の足元の汚れをなんとかしたいというリクエストから壁付けの水栓を採用するケースも多いですね。
また吐水口の持ち出し長さもボールの寸法形状と関連して重要です。
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建築家31会では5/27(金)〜29(日) これからのSMILE HOME展 を東京芸術劇場(池袋)で開催いたします。(昨年延期となったイベントです) NEW これからのSMILE HOME展 at東京芸術劇場(池袋) 日時:2022年5月27日(金)~5月29日(日) 10時〜18時 会場:東京芸術劇場(池袋) ギャラリー1(5F)入場無料 ◆Map・アクセス方法>> 東京都豊島区西池袋1-8-1 (JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池...