会話の話〈建主様のコダワリをカタチにする〉@北島俊嗣
今週のパドログを投稿させていただきます、北島建築設計事務所の北島俊嗣です。
建築家の役割とは? と聞かれて、ひと言では言い表せないほど様々な場面があります。それぞれの場面をご紹介することで、建築家の役割を少しでもご理解いただければと思って、今週は「建築家の役割」について、お話ししたいと思います。宜しくお願いします。
1.会話の話〈建主様のコダワリをカタチにする〉
「建築家に設計を依頼すると、自分の想い通りにならず、勝手なデザインをされてしまい、果ては予算を上回る工事代金の請求を押し付けられる」という印象をお持ちかもしれません。過去に一部でそんなことが起こっているのかもしれませんが、それはお互いのコミュニケーション不足が原因で、現在では会話の取り方も様々な方法があり、「勝手なデザイン」が出来てしまうなどあり得ません。飽くまでも主役は建主様であり、建築家はサポート役です。予算・技術・法律・その他の条件範囲のもとで、建主様の要望やコダワリを理解して具体化するように設計をまとめるのが役目です。そして建築家の建主様への理解が多く深いほど、建主様にとって理想的な住まいが実現します。
重要なのは・・・
・建築家との会話を量を多くして、質も高くする。
・判らないことは、そのままにせず、納得するまで聞く。
・出来るなら言葉と数字と図と絵や素材を用いて、具体的に相互理解する。
・そして、上記方法に沿ってくれる建築家を探す。
今ではそれほど「敷居」は高くありません。
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調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...