建替え新築できない土地の木造住宅スケルトンリフォーム
今週のリレーブログを担当しますギルドデザイン一級建築士事務所の磯村です。
ここのところギルドデザインでは、リフォーム、特にスケルトンリフォームの依頼が多くなっています。
スケルトンとは、骨格を意味する言葉で、建築物の場合では、構造体のことになります。ですから、スケルトンリフォームというと、仕上げだけでなく壁や設備も取り払って、骨組みである構造体だけにして工事するリフォームのことです。そこまで解体しなくても、外壁や屋根などは残して、内部の壁や設備を全て取り払ってするリフォームもスケルトンリフォームとしていると思います。
今年も1棟の木造スケルトンリフォームのお住まいをお引き渡ししましたが、また新たに木造スケルトンリフォームの現場が始まっています。どちらも、実は建替のできない家なのです。
建替しないで、リフォームするというのは、いろいろな事情があるものです。予算的に、新築までは費用が出ないという方もいれば、とても大切にしてきた住まいだから、残しながらも住みやすく手を加えたいという方、建替ると現時点での法律では面積が小さくなるという方、などいろいろですが、今回お話しする現場は、法律的に新築の建てられない敷地のため「建替できない家」なのです。
新築当時がどういう事情だったかはわかりません。新築できない土地に建てられた家を現在所有されていて、住んでいらっしゃる。そういう家は築年数も4〜50年と、とても古い家が多いです。
今回のクライアントも、まだ住み続けたいとお考えですが、それだけ建物が古いと、耐震性や断熱性、設備の痛みなど、不安なことや生活のしづらいことが多いのはよくわかります。
そんな「建替できない家」で始まった現場の様子を、少しお話ししたいと思います。
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「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...