住宅建材選びについて @小林真人
今週のリレーブログを担当させて頂きます。小林真人建築アトリエの小林です。
今回は住宅建材の選び方について建築家としての視点でお話しさせて頂こうと思います。1回目の今日は「フローリングについて」お話しさせて頂きます。
1:フローリング選びについて
床材選びは部屋の印象に大きく関わる重要な項目の一つですが、ただ単に塗装色の違いだけでなく、樹種やフローリング幅の違いによっても部屋の印象はだいぶ異なります。
例えばオーク材は木目がしっかりしており、バーチやメイプルなどは木目が控えめで、明るく柔らかな印象があります。塗装はその木材を保護するためのもので、木の経年による変化を楽しみたい、傷が目立たなようにしたいなどの将来的なご要望に合わせて選ぶ必要があります。機能面でもフローリングの違いがあり、床暖房を入れる場合には床暖対応のフローリングにする必要があります。フローリング幅も70ミリ幅から150ミリ幅などさまざまで、一般的に幅広のものはコストも高くなります。
数あるフローリングの中から、必要な機能や空間のイメージ、将来的な部屋のあり方などを考慮して、フローリング選びを楽しんで頂ければと思います。
− 最新イベント情報 −
2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...