NARIHIRA RECEPTION_140507 @石川 利治
一般的に、建物を作る工程としては、外装(屋根,壁、開口部)の工事が完了してから内装工事に掛かります。これは、室内への雨水浸入を止めるためです。内装工事に使う材料は、水廻りを除いて、基本的には水に浸る事を前提としていません。すなわち「外部からの水は外装材で防ぐ」事が求められますので、まずそのような状態が確保されているかの確認が必要になります。
ALCの外壁施工を追う様に、サッシの取付が進んで行きます。屋根の防水と併せて、雨水浸入のない内部空間が確保されるようになります。これに続き、鉄骨部には耐火被覆が施されます。鉄は火災時の高熱にさらされると、当初から見込んでいる構造上の能力を発揮し続ける事が困難になります。そのため、耐火被覆を用い、鉄への熱が伝わりにくくするための防御層を作るのです。建物の安全を確保するためには、とても重要な工程といえます。
それと並行して、建物内を上下するための階段、エレベーターの工事が進んでゆきます。特にエレベーターは、上階への資材運搬にも使う事ができるので、早めに稼働できれば、それだけ作業効率も上がります。エレベーターシャフト内の工事を終えて、カゴの設置に向けて工事は着々と進んでゆきます。
− 最新イベント情報 −
「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」(長期優良住宅)完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守
調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪、長期優良住宅認定の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...