よりどころのある家-その3「窓と居場所」@七島幸之+佐野友美
家はそもそもシェルターですので、
雨風がしのげればそれで良いという考え方もあります。
しかし、人間は外の環境から完全に閉ざされた空間で生きられる訳ではありません。
なぜなら、人間は外の世界の中に自分を位置づけたいという
心理的欲求を持つ生き物でもあるからです。
その意味で、建築にとって「窓」は室内空間の環境調整装置であるとともに、
外の世界に室内を接続する重要な要素。
周囲の環境との関係を踏まえて、閉じた箱に慎重に開口が穿たれるとき、
はじめてそこに、眺めによって世界と結びつけられた、
その土地・場所に根付いた、かけがえのない「居場所」が出現します。
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2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...