雑談こそが重要なヒアリング@前田敦
建築主さんのいうことをよく聞いて下さる!」
これは決していい建築家の条件ではありません。
ハウスメーカーや工務店の営業の方のほうが
きっとよく言うことを聞いてくれるように思います。
つまり建築主さんのイメージのまま造り上げるのであれば
僕のような建築家に頼まないほうがいいかもしれません。
建築主さんが言葉や参考写真で提示される情報をそのまま踏襲することではなく、
言葉にできない想いやイメージを奥深くまでサルベージして、それを具現化していく行為こそが
僕にとって“建築”することと思っています。
そのためには形式的な質問をするよりも、雑談しているほうが
本当は新しい住まいに何が必要なのかということが見えてきたりするものです。
2階建ての家をイメージされていた建築主さんに平屋の提案を事例です。
木漏れ日注ぐ木陰で昼寝すると気持ちいいとか、そこでくつろぎながら広場で遊ぶ子供達を眺めていたいとか雑談の中にはとてもたいせつなキイワードが含まれていることが多いのです。
それは雑誌等で仕入れた情報ではなく、心の声だからこそ
その人の家づくりにとってとても大切なことなのです。
そしてそれらを汲み上げて提案したのがこの家です。
クライアントさんからの賛辞
「良い意味で期待を裏切って下さった! 感動してます!」
建築家にとって最高の報酬となりました♪
− 最新イベント情報 −
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