開口部考「何に対して開くのか?」@前田敦
何に対して開くか?
建築物に無くてはならない開口部
だからこそ、初めて敷地を観に行って
敷地と対話しているときに最も力点を注いでいます。
とかく北半球に建つ家は南側を開きたいと思うのが常識と化していますが、
南側だから開くという考えではなく
南側は自然光を取り入れるために開くという考え方に置き換えてみるとわかりやすいと思います。
南側には人の往来が多くて落ち着かない!
南側には向かいに建つアパートの屋外階段や廊下からの視線が気になる!
都市部ではいろんな要因が敷地に干渉してくるので、
そんなときは敢えて閉じてみるという方法を考えます。
写真の家はまさにその例で
プライバシーや落ち着いた時間を確保するために
南側に壁を設けて閉じた空間にしています。
自然光はハイサイドライトやスカイライト(天窓)から取り入れることで
室内に明るさも同時に確保していますので、快適な生活空間を用意することができました。
南側だから開く!という既成概念を捨てて
「何に対して開くのか?」という考え方に変えるだけで
新しい可能性が見えてくるはずです!
vol.3で出会った建築主さんの家
− 最新イベント情報 −
2月28日(土)住まいの「なかみ」構造見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
どんなふうにできあがっていくのか、どうやってつくられているのか…住まいの“なかみ”とは、出来上がった時には隠れてしまうところ。見る機会の少ない工事途中を見ていただくものです。 無垢の柱や梁などの構造材、Baubioとセルロースファイバーの断熱材、通気の工夫などの“なかみ”を実際に見ていただきながら詳しく説明をします。光設計の「呼吸する住まい」の“なかみ”を見ることができるいい機会ですので、是非ご参加ください。 会場:杉並区荻窪 「スロープ玄関の小さな木の家」 ...


