注文住宅の和室や畳の空間の作りかた@幸田真一

家の中に和室、畳敷の空間があると、い草の匂いに安らいだり、寝っ転がったりとの日常使いから、来客時に客間として利用したりといろいろ便利です。

また、小さなお子さんがいるご家庭などはLDKから目の届く位置に畳のスペースが欲しいという要望を多くお聞きします。おむつ替えや遊び場として利用されます。

一方で、モダンでシンプルなLDKの空間を望んでいるのに、インテリアがミスマッチになったりはしないかと心配される声もあるのも事実です。

そんな不安は心配ご無用。今日は縁無し畳やカラー畳といった建材も多くあるので、空間とコーディネイトされた畳の空間が自由に設計可能です。

では、弊社のいくつかの事例をあげてみましょう。

「和ダイニング」

してしっかり食事をとるスペースとしてキッチンの前に設けた空間。円窓や庭先の竹垣や紅葉の木などで料亭感も演出しています。

「ゴロンスペース」

キッチン横にちょっと横になりたい時に便利な3畳ほどのスペースです。日常のダイニングテーブルでの食事だけでなく、こちらに座卓を備えて雰囲気を変えてちょっと日本酒でもなんて使い方もありかと思います。

 

「客間」

押入れも建具も備えたゲスト用の客間仕様のスペースです。和室を見ると落ち着くという建主さんのご要望でLDKからはその設えがビシッと決まるようにプランニングしています。

「寝室空間」

限られた床面積の場合は、布団を想定した寝室を作るのは効率的な考え方です。LDKと連続する和室はモダンに仕上げ、布団収納をしっかり設けることでもう一部屋として有効に使えます。

以上、和室・畳と言えどもいろいろな使い方や解釈があります。くつろぎのスペースになることは間違い無いので積極的に取り込んでも面白いかもしれませんね。

 

【HP】幸田真一建築設計事務所

【ブログ】建築家幸田真一の家づくり日記

【facebook】幸田真一建築設計事務所

著者情報

幸田 真一幸田 真一

幸田 真一 こうだ しんいち

幸田真一建築設計事務所

「どのような暮らしをしたいかを考えること」 家づくりで大切なのは、大切な家族とどのような暮らしをしたいかをたくさん想像することです。 降り注ぐ柔らかな光を感じ、微かに感じる風の匂い。庭先の四季の移ろいに癒される、そんな心地よい暮らし方です。 私たちとの家づくりはそのような建主の想いから始まります。その思いが言葉となり、空間となっていく過程は設計を専門職とする私たち建築家とだからこそできる、家づくりです。 明るくて気持ちのよい家。安全で機能的な優しい家。そして、あなたらしい家。私たちは何一つ欠くことなく、あなたの目線と同じになって家づくりを楽しみます。 "あなたにとって良いデザインと良いおもてなしを。"

− 最新イベント情報 −

「江戸Styleの家」オープンハウスのお知らせ 2024 年11月30日(土) @小泉拓也+栗原守

「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...