家具や家電の搬入について@小林武

2018年夏。今年の夏は暑いですね。

さて、今回のリレーブログは家具や家電の搬入について書きたいと思います。夢のマイホームを頑張って建てた後に必ず、家具や家電の搬入があります。最近はデザインやプライバシー的に道路に面して大きな窓を設ける事が少なくなりましたが、家具や家電は大きな製品を希望されるケースが多くあります。搬入の事を考えて設計をしていないと折角の家が台無しです。

写真は3階にLDKを設けている住宅の冷蔵庫搬入ルートの確認です。巾880㎜の冷蔵庫ですので、設計段階から搬入ルートを考えてありますが、出来上がった後も確実に搬入出来るか原始的にダンボール型紙で確認致しました。家電屋さんはメジャーだけで計測してちょっと寸法が厳しいと搬入出来ないと言うケースが多くあります。そうならない様に事前に、このような型紙を作成して確認していただきます。

我々は図面上で設計段階から検証でき、施工会社などは図面が読めるので理解して戴けるのですが、家具や家電の運送屋さんは、なかなか図面で伝わらない事があります。

家電などが入るのは当たり前の事ですが、意外と希望の製品が搬入出来ず後悔する事もありますので、家づくりで是非、確認しておきたい事ですね。

小林 武
KOB建築設計事務所

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小林 武小林 武

小林 武 こばやし たけし

KOB建築設計事務所

たまには空を見上げませんか?たまには逆立ちしませんか? お気に入りの靴を履いて出掛ける時って少し気分がスゥーっとして気持良くなる事があります。 些細な事かもしれませんが,こんな[何と無く良いね]を常に考えて建築設計をしています。 この何と無く良いねと建物にかける費用は必ずしも比例しません。比例するとしたらその行為に関わる人たち(顧客・設計者・監理者・施工者)の発想や情熱また努力だと思います。 その中で私たちKOBは機能性・安全性・設計者の立場の独立性をまず第一に考え,それから一歩先にある心地よさや感動を求めて一つずつ丁寧に考えて皆様の期待に応えていきたいと思います。

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