建物の耐震強度 その1 耐震強度への意識 @北島俊嗣
上記は平成の世になって起こった未曾有の大震災です。その他も含む災害で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々の一日も早い復興を望んで止みません。
当然のことながら、起こった災害を通してその際も、引き続きも、建築設計を行っている我々建築家にとってそれまで行って来たことに問題はなかったか、これからは如何にすれば良いか、常に見直しと反省をさせていただいても、これらの災害は我々にとって非常に大きなことであったことは云うまでもありません。平成の世になって、物質的な充足感を得られるようになった我々日本国民は、数多の災害に遭うことにより、より一層安心安全を求めるようになったように思えます。
ただし、ここで事実として明らかにさせていただきたいのは、新たに正確に新築された建物(詳細は後述)は、上記大震災において地震の揺れによって被害にあった物件の報告は皆無なのです。しかしながら巷では、皆さんの生活の安全が損なわれる心配を増幅させ、併せて過剰な消費を煽る報道や宣伝が横行しています。そこで今週の「リレーブログ」は、「耐震」というキーワードに沿って、「真っ当な住まい」を手に入れていただく知識を、今週5回に渡ってお知らせしたいと思います。
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7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...