注文住宅家づくりで照明エアコン電気設備をIoT音声認識GoogleHomeスマホで操作する

最近、施主からスマホや音声認識でモノを動かす機能を取り入れたい要望が多くあります。そこで今回のリレーブログはIoTが住宅にどのように使えるのかを色々考えてみたいと思います。

IoTとは、Internet of Thingsの略でモノのインターネットと言われます。大手企業からベンチャー企業まで多数の製品が発売されてきていますが多様過ぎて、判りづらいので、今回は家庭用音声AIアシスタントのGoogle Homeについて書いてみたいと思います。Amazon Alexa等では違う事もあるかもしれません。そしてスマホ等によるHEMS(ヘムス:Home Energy Management System)などのエネルギーの見える化についても、出来る事が変わるのでご注意ください。

まず、Google Homeで基本出来る事は「OK Google」と話しかけてニュース・検索・タイマー設定・予定確認・音楽を聴くことが出来ます。設置はwifi環境と電源があればO.Kです。

それでは住宅内をGoogle Homeで、どこまで遠隔操作出来るか検証したいと思います。

(照明)

フィリップス製Hueの電球+ブリッジ設置でON,OFF,色温度設定可能だがフィリップス製Hue電球は口金E26タイプに変更しておく必要有り。今どきの新築で口金差し込みのLEDライトはほとんど使われていないので照明器具メーカーのパナソニックに聞いたところLEDダウンライト口金E26の住宅用は無いとの事。施設用で一部あるがフィリップス製の電球が取り付けられるか不明との事。違うメーカーの大光電気にも聞いたところ一部E26口金LEDダウンライトが有るがこちらもフィリップス製が取り付けられるか不明との事。あれだけ大々的にGoogle Homeを宣伝しているのになんてこった、と思うのである。ちなみにパナソニックにはアドバンスシリーズというスマホ対応の電設があります。

(エアコン)

・赤外線対応の(株)グラモのiRemoconを使用して遠隔操作可能。しかし、ちゃんと作動しているか確認は出来ない。室温の変化でしか動作確認が出来ないのである。(株)リンクジャパンのeRemotePro(発売されたか不明)は電流センサー搭載で運転状況確認可能。しかしGoogleHome対応できるか不明。

(自動掃除機・ルンバ)

昨年(2017年)12月にやっとGoogle Home対応のルンバが発売されました。結構、発売延期されておりました。

(テレビ)

ChomecastをTV、HDMIに設置でTV連動可能。

(その他)

intelligentHOMEを使ってカメラや鍵など連動させる事が出来ます。

いろいろ検証しましたが、Google Homeプラス連動機器で、これから急速に出来る事が増えそうです。施主の希望に応えられるように新しい事も日々勉強です。

 

「OK Google! この物件の図面書いて~」と言えば、図面が出来上がる時代が来るかもしれません・・・・・・・ね?。

小林 武
KOB建築設計事務所

著者情報

小林 武小林 武

小林 武 こばやし たけし

KOB建築設計事務所

たまには空を見上げませんか?たまには逆立ちしませんか? お気に入りの靴を履いて出掛ける時って少し気分がスゥーっとして気持良くなる事があります。 些細な事かもしれませんが,こんな[何と無く良いね]を常に考えて建築設計をしています。 この何と無く良いねと建物にかける費用は必ずしも比例しません。比例するとしたらその行為に関わる人たち(顧客・設計者・監理者・施工者)の発想や情熱また努力だと思います。 その中で私たちKOBは機能性・安全性・設計者の立場の独立性をまず第一に考え,それから一歩先にある心地よさや感動を求めて一つずつ丁寧に考えて皆様の期待に応えていきたいと思います。

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