井戸の利用@栗原守+小泉拓也
今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。
「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いをしています。今週のリレーブログでは
「井戸の利用」について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
住宅の建て替えのご相談で設計の打ち合わせをしていると、建築主様から
「実は敷地の隅に昔からの井戸があるのですがまだ利用出来るのでしょうか?」
とのお話があることがあります。実際に利用しているもの、現在はフタをして利用していないものなどがあります。水質検査をして飲み水として利用できるものは稀ですが、井戸が涸れてなく井戸の深さが10m前後であれば庭の散水や災害時の用水として利用することが可能です。
① 手押しポンプで汲み上げ
古くから使われている手押しポンプは人力のみで井戸水を汲み上げられるので災害時でも水が使えます。今まで使っていた手押しポンプを新しいポンプに交換して使いやすくしました。
② 電動ポンプで汲み上げ
井戸の中に給水管を下ろして電動ポンプで汲み上げます。井戸本体にはマンホール等でフタをしてしまいますが、汲み上げた水は外水栓に接続して蛇口をひねると出ます。植木の散水などに利用できます。ただし停電時に使用できません。
③ 井戸を使わない時は
井戸を使わないで埋めるような場合は、井戸に塩ビ管を入れて井戸の空気が抜けるようにします。地鎮祭の時に神主さんにお祓いをしてもらうと良いです。
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2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...