設計相談会で注文住宅の間取りプランでセカンドオピニオン

今週のリレーブログを担当させて頂きます、小林真人建築アトリエの小林真人です。

 

2か月に1度ぐらい、ある所で設計相談に応じています。

そこでは住宅メーカーや工務店あるいは他の設計者で

既に計画を進められている方たちがセカンドオピニオンを求め

進行中の図面を持って相談にいらっしゃる方がとても多いのです。

 

昨日もその相談をしてきましたが

朝一番のご相談は

木造2階建て,1階にご両親,2階に若夫婦,玄関共有の二世帯住宅でした

 

Aさん『何度かやりとりして希望が満たされた状態ですが,このまま進めてよいかプラン全般をみて頂けないでしょうか?』

 

主寝室

私『ご両親のベッドルームですが,お布団ですか?それともベッド?』

Aさん『今まではお布団でしたが,高齢になってきたのでシングルベッドを2つ置きます』

私『どうベッドを置くか決めてらっしゃいますか?』

Aさん『・・・・』

主寝室 家具レイアウト

図面の下にある窓は庭に出入りする為のテラス窓だそうなので

私『ベッドはこの様にレイアウトするしかありませんが

これだと納戸への出入りが困難ですよね』

Aさん『えーっ!!この年齢でダブルベッドにしてくれって訳にもいかないですよね・・・』

 

間取りやプランを検討するときに具体的な家具のレイアウト

を想定したり考えてみることはても大切なポイントです。

今回はプランそのものに問題がある事が判りましたが

スイッチや照明の適切な位置なども判ってきます。

小林真人
株)小林真人建築アトリエ

著者情報

小林 眞人小林 眞人

小林 眞人 こばやし まひと

株式会社 小林真人建築アトリエ

『バランス感』と『素材感』を大切にした建築を心がけています。 全体とディテール、都市との関係、実用と芸術・・・ シチュエーションに応じて取るべきバランス点を見極めたいという思いです。

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