注文住宅住まいのビルトインガレージに趣味のシーカヤックを収納

住まいづくりで大切な事は沢山ありますが、読書、音楽、小物づくりなど、住まいの中に趣味を楽しめる場所があると嬉しい。

本日は「カヤック」を楽しむ方の住まいで実現したちょっとした工夫をお話したいと思います。

ウォータースポーツで扱うウエアや道具など、出掛ける前の準備からはじまり、外から持ち帰ったものを洗ったり乾燥させたり快適に扱える家であったなら、遊びの楽しさもきっと倍増するに違いありません。

カヤック01

例えば、以前に設計した個人住宅「ながらの家」。限られた住まい規模の中で、施主ご主人がシーカヤックを楽しむための空間として、ビルトインガレージを採用しています。

基本的には自家用車の駐車スペースですが、壁に金属製の腕木を使ってコンパクトにカヤックを収納。カヤック本体に傷がつかないよう壁面を木製仕上げにしました。車を寄せる事で、天候に左右されない洗浄や、修理作業が出来るスペースの寸法も意識した空間です。

一方、ビルトインガレージにはご主人の居室が面しているので特に整備道具の行き来が効率的です。また、部屋からカヤックが眺められる安心感も魅力になっています。ちょっとしたことですが、壁面素材や部屋とガレージの位置関係にも拘りたい。カヤックに限らず、丁寧なビルトインガレージは趣味の幅を広げるヒントになるかもしれません。

古川達也
古川都市建築計画一級建築士事務所

カヤック02

著者情報

古川 達也古川 達也

古川 達也 ふるかわ たつや

古川都市建築計画

住まいが安心で心地いい。そして住まいに感動がある。 そういう家づくりのお手伝いをしたいと思っています。

− 最新イベント情報 −

「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」(長期優良住宅)完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守

  調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪、長期優良住宅認定の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...