「間取りの模範解答」田舎に建てるセカンドハウスは、意識的に自然を取り込む@前田敦
建築家31会の新刊『間取りの模範解答』P70〜P71 に、
前田敦の設計したセカンドハウス(2拠点生活)の間取りが掲載されています。
誌面では伝えきれなかったことを、図面や完成写真などを加えて解説致します。

子供の頃、遊んだ故郷の自然
都会生活の癒しになる場所として、セカンドハウスを建設したいとのオファーをいただきました。
周囲を山に囲まれた敷地は、南側に清流がある自然に包まれた場所になります。
また、石積の擁壁が素晴らしく自然に溶け込んでいたので、
この雰囲気をそのまま新しい空間に取り込もうと考えました。

これらの豊かな自然を住空間に取り込む手法として、
大きな開放的屋根を架け、そこを半屋外という「中間領域」を形成し、そこに必要な部屋を配置するという方法を考えました。

大屋根で覆われた半屋外の空間は強い日差しや雨を防いでくれるので、木陰で寛ぐ快適な空間として、大自然の中にいるかのような体感を提供してくれます。

セカンドハウスは非日常の体験が求められます。
都市部の喧騒から離れることで、開放的な半屋外空間を自分たちの生活のためにゲットすることができるのです。
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